9月1日から10月15日まで販売する、季節限定麺「グリーンカレーらーめん」
今年で4年目の販売となります。
正直4年前、総料理長が新作の限定麺をグリーンカレーラーメンとして試作を出してきたとき、「なんでグリーンカレーをラーメンに入れちゃうかなぁ~…」と思ってしまいました(笑)。
4年前はグリーンカレーラーメンなんて、ラーメン店ではほとんど販売されていません。
東京のバサノバというお店で出しているという以外は、首都圏での情報はほとんど無し。
最近ではバサノバは、俳優の菅田将暉がグリーンカレーラーメンをお気に入りで通っているとテレビで紹介されたようです。
ご存知の方もいるかもしれません。
カップ麺で、無印良品が販売していました。
これは味の賛否が分かれていたようです。
インスタントでは色々出ていたようですが、日本人の口には合わないのか、どれも低評価。
私が「グリーンカレーをラーメンに入れるなんて…」と思ったのも仕方のないことでした。
どう考えても、キワモノ狙いに見えたのです。
「えっ、これ大丈夫?なんでグリーンカレーラーメン?」と言いながら、総料理長の試作品を食べたのを覚えています。
しかし、食べ始めると私の言葉(文句)は止まってしまいました。
実に旨いのです!
濃厚なとんこつスープに、ココナツミルクが見事に調和しています。
グリーカレー特有の爽やかな辛さ。
辛い物好きの私にはたまりません。
野菜や焼きチキンでのボリューム感。
どれも言う事はありません。
元々総料理長はフレンチ経験があり、調理の知識がソース系、タレ系には幅広いものがあります。
賄いで皆によく、カレーを作ってあげていました。
カレーは、得意中の得意だったのです。
グリーンカレーラーメンは、最近では東京のバサノバの他、期間限定で家系ラーメン壱角家や、麺場田所商店がやっていて、私はすべて食べたことがあります。
バサノバや壱角家は、とんこつ醤油スープに魚介の節を利かせて、グリーンカレーを日本人好みにアレンジしている感じです。
田所商店のは味噌味ベースで、サラッとスープに味が強く出ているイメージですね。
けっこう味が濃いです。
それらと比べると、七志のグリーンカレーラーメンは、「グリーンカレー好きなら、そのまま気に入ってしまう」という表現が一番適しているでしょう。
日本人にはココナッツミルクになじめない人もいます。
その人たちから見ると、苦手なラーメンかもしれません。
しかし、私が今まで食べたグリーンカレーラーメンの中で、一番美味しいと感じています。
先入観を捨てて、一度トライして頂けると、今までのラーメンでは味わえない、言葉に出来ない魅力に出会えるでしょう。
何事も、トライしてからの判断が大切ですね(笑)。