こんばんは。

本日は懐かしいモンスターに触れていく記事です!

 

タイトルにある通り、この記事ではMHFで登場していたモンスター、赤き金獅子に触れていくのね。

 

そうです・・・!

何をいまさら・・・!と言われる可能性もあるのですが、こういった歴史から消えかかっているモンスターを紹介していくのも、かつてMHFをプレイしていた人間の役目の1つだと思うので「過去にはこんな個体もいたんだ!」程度の間隔で見てもらえるとグッドです。

 

では早速ですが、赤き金獅子の概要を見ていこう!!

 

赤き金獅子とは・・・!?

かつてMHFで実装されたラージャンの特異個体、その中でも極めて特殊な条件下でのみ遭遇できる幻のモンスター。

登場時期はシーズン時代の末期。

シーズン10「新たなる技の境地」より実装された。

厳密には「実装されていた」と言った方が正しい。(詳しくは後述)

 

●シーズン10で隠しモンスターとして登場

赤き金獅子はシーズン10において隠しモンスター扱いで実装されていた。

遭遇確率は異常に低いため、動画などが出回るまで存在さえ知らないハンターも多かったかもしれない。

遭遇できるクエストはHR100以上かつハードコアクエストに変化させたラージャンのクエスト。

当初はハードコア変種クエストでのみ遭遇できる可能性があった。

出現確率は凄まじく低く設定されており、凡そ1%前後ではないかとされていた。

一応、内部データにおいてID等を参照とするテーブルでは無かったため、シンプルにリセマラするだけで遭遇できるモンスターだったが、運が悪いと数時間以上に渡ってリセマラしても遭遇できない。

そして、後述するように「当時としては」有り得ない戦闘力を秘めたモンスターであり、遭遇確率の低さと、そもそもの実力故に討伐難易度は桁外れに高かったモンスターである。

 

●赤き金獅子の特徴

MHFでは本家の特徴を、より強化する傾向があったため、ラージャンも例に漏れない強化を超強化を受けていた。

通常のハードコアクエストでは激昂ラージャンの「更に上」と言った容姿をしており、最初から怒り状態に変化しており、更に上の怒り状態が存在する。

これだけ聞けば、MHF版の激昂ラージャンと勘違いしてしまうが、こちらは激昂ラージャンよりも後に企画されたモンスターであろうことは確実で、その強さは比べ物にならない。

激昂ラージャンのモデルは某人気漫画に登場する超サイヤ人2だろう。

で、このハードコアクエストにおけるラージャン・・・。

怒り状態に変化すると背中の体毛が大きく逆立ち、瞳は青く光っている。

さらに身体からは迸るスパークをこれでもか!と見せ付けるように放っており・・・確定でモデルは超サイヤ人3だろう。

そして・・・超低確率で出現するのが、はなっから上記の特徴で怒り形態に変化している赤き金獅子。

こちらは通常形態がハードコアクエストの怒り状態で、そこからもう1つ上の怒り形態を残している。

身体から発するスパークは赤みを帯びるように変化し、このことから赤ラージャン、赤き金獅子などと呼ばれるようになっていった。

モデルは超サイヤ人4で、信じられないほどの絶望的パワーとスピードを誇る。

一部ではモデルとなっているのがブロリーとの声もあるが、その特徴的に超サイヤ人4である可能性もあり、どっちかは不明である。

 

●比較!

●1000年に1度現れる、最強の超サイヤ人!

これは超サイヤ人4に覚醒できるサイヤ人の設定の一部で、ドラゴンボールGTの作中において自力でこの極致に辿り着いたのは悟空のみ。

ベジータさんは天才ブルマが開発した、超ブルーツ波発生装置が無いと変化できず、悟空には「なんだおめぇ、それがねーと変化できねーんか!」と・・・凄まじい煽りを受けてしまう・・・!

かなりマニアックな設定の1つだが、ベジータが過去に語っていた事もある「1000年に1度現れる、どんな戦士も超えた最強の戦士」というのは、金色の超サイヤ人ではなく、この超サイヤ人4である。(故に、バーゲンセールにはならず、最後まで自力で変化できたのは悟空しかいない)

また、ブロリーも、1000年に1度現れる、本来の凶暴性を秘めた殺戮と血だけを求めて暴れ散らす最強のサイヤ人戦士である。

要するに!

設定が多過ぎて、どれが正しいのか分からん!!

まぁ、信じたい方を信じましょう。(笑)

 

そして、この記事で紹介する赤き金獅子は、この両者の特徴を「もう鳥山先生に文句言われても言い逃れできんぞ!!(笑)」と思わず突っ込みたくなるレベルで再現していたのだ。

 

●赤き金獅子の戦闘力!

言うまでも無く、当時としては最高峰難易度の1つだったハードコアの凄腕クエスト、その中でも極めて低い確率でしか遭遇できないモンスターだけあり、その実力は当時として史上最強だったと言える。

MHFの魔改造は、時にやり過ぎなのだ。

だからライトユーザーが離れて・・・。

 

というのは置いておき、具体的にはどんな感じだったのかを紹介してみよう。

 

●攻撃力

化け物です。

めっちゃ極端な例えを出すと、特別討究バルファルクだと思ったら、2倍速で動く上にほぼ全ての攻撃が剣士でも即死する威力だった・・・!

こう言えば分かり易いか。

つまり、とんでもない破壊力の攻撃を、とんでもないスピードで繰り出すだけの殺戮ターボ金獅子である。

別にアラレちゃんのターボ君は関係ないぞ。

 

●スピード

とにかく早いです。

誇張抜きで、通常のラージャンより2倍ぐらい早い。

厳密には俊敏性の補正がどの程度か分からないが、少なくとも当事者として言えるのは狩猟中の緊張感的な問題からマジで2倍速で動いてるように見える。

 

●タフネス

実際の数値上タフネスはそこまで高くないので、的確に攻撃できれば当時の火力基準でも数分で沈める事は可能。

しかし、これはあくまで手数をしっかり出せれば・・・の話である。

後述の理由から、近接武器は地獄を超える煉獄状態であり、ガンナーも即死する攻撃を掻い潜って撃つ必要があるので、数値以上にタフく感じる仕上がりとなっていた。

 

●ぶん殴り一発で剣士ですら即死圏内

赤き金獅子の攻撃は、剣士でもカスるだけで即死が容易に見えてくるほど激烈な破壊力に達しており、半端な防御力ではとても接近戦を仕掛けられない。

ケルビステップでも剣士で体力の8割前後が軽く消し飛ぶ火力に達している。

ガンナーが喰らえば、ケルビステップでも体力9割前後、最悪は即死が容易に見えてくる。

 

●幻の遭遇率

最も厄介だったのが遭遇率が余りにも低過ぎたこと。

遭遇率が低い=攻略が進まない、これが道理。

故にシンプルに攻略難易度が跳ね上がっていたとも言える。

これが確定で遭遇できれば、もう少し討伐できたハンターもいたかもしれない。

 

●フォワード1では・・・

フォワード1では赤き金獅子と戦えるイベントクエストが配信された。

このイベントクエストはMHFの歴史の中でも、かなり異質な物であり、フォワード時代には極めて珍しい物でもあった。

 

まず、受注条件。

こちらはHR999のハンター限定となっている。

フォワード時代はG級の手前ではあるが、フォワード1~フォワード5まで続くため、厳密にはG級との時間差は2年ほど存在することになる。

その時代にHR999を受注条件としていた事は、非常に珍しい・・・というか、それ以前にHR999が条件となるクエストは存在していない。

しかしMHFでは様々な事情からHRを意図的に上げずとも、勝手に999まで上がっていた・・・という事も珍しくない状況であった。

SR(スキルランク)上げや、武具の素材要求数が極端に多かった時代であったこと・・・これらが重なり、気付いたらHRがカンストしていたというハンターも多いハズ。

そのため、HR999=相当な熟練者とはならず、このイベントクエストの成功率は・・・

 

脅威の5.80%

クエスト受注回数は、全サーバーを総合して約27万回にも昇る。

27万回近く受注され、クリアできたハンターを公式が統計したところ、8792人しか存在しなかった。

クエスト成功者が1万人にも届かなかったのだ。

また、クリアできた多くのハンターは近接武器の使用を避け、弓やライトボウガンで挑む者が大半であり、近接武器でのクリアは困難を極めた。

余談だが、このクリア率に対してMHF運営が放ったセリフは伝説的。

 

「思ったより高い」

 

・・・だったのは一部のハンター間で超有名。

このイベントクエストで見事、赤き金獅子を打ち破ったハンターたちは公式サイトでハンターネームが晒されるという、栄誉?が与えられた。

なお、イベントによる確定遭遇であったためか、討伐時に入手できる称号の「王牙」は手に入らない。

後の雪山で赤き金獅子と確定遭遇できるイベントでは称号も手に入れる事ができるように変更されていたが、前述のイベント(闘技場)では称号までは貰えなかった。

 

●近接武器によるクリア率が異常に低かった主な理由

この赤き金獅子は通常のラージャン特異個体とモーションは同じだが(一部オリジナルモーションがある)、近接武器で挑むには最大の問題として、その攻撃力と攻撃判定の大幅な増加、そしてスピードが途轍もない事が挙がる。

攻撃力は近接武器で防御力700近くまで鍛えていても、ぶん殴り一発で体力の8割が消し飛ぶ。

ぶん殴りなんてフレーム回避で良くない?と思うかもしれないが、この赤き金獅子の攻撃判定の増加は非常に広く、近接武器の間合いで回避するのはかなり難しい。

リーチ極長のランスで先端がギリギリ届くかどうか、そのような間合いを保ってやっと安全圏といった感じとなっており、通常リーチでは被弾の嵐が起こって攻撃どころではなくなる。

少しでも被弾を減らすには、特殊リーチ武器の使用は必須条件。

リーチ概念が無いガンランスでの討伐に至っては、とんでもない難易度で、当時は反射などといった優秀なスキルも無いためガードでオートダメージを稼ぎつつ・・・なんて呑気に構えている事もできない。

そのため、武器種によっては後の極みシリーズ以上の討伐難易度だったと考えて良い。

ただ、やりようによっては近接武器での討伐も可能であり、狩猟笛が演奏と生命の粉塵に徹し、他の3人で攻撃を仕掛ける方法が代表的。

それでも一撃喰らった際には、当たり前だが次は無いため生命の粉塵1回程度では回復が全く追い付かない。

そのため、被弾=参加者全員でサポートし合うという立ち回りを最初から最後まで徹底する必要があり、難易度が凄まじく高い。

1人でも身勝手に動くと、途端にペースが崩され、一瞬で壊滅・・・といった事も有り得るので最初から最後まで気が抜けない相手と言える。

 

●赤き金獅子は常にSA状態

SAとはスーパーアーマーのことで、赤き金獅子は最初から最後までSAを一貫しているのが恐ろしい部分でもある。(SAにも種類があり、モーション付属タイプは体力が1残ってしまい、そのモーションが終わるまで討伐不可能になる、赤き金獅子のSAはまた異なるもの)

このモンスターは怯み無効・気絶・罠無効のSAが付いており、最初から最後まで常に一定のペースで動き続ける。

ハンターは集中力がアホみたいに消耗していくのに対し、怯んだり罠で拘束したりといった事ができないため、強制的にこの攻撃力とスピードに付き合わされる事となり、時間が長引くほどクエスト失敗の可能性が高くなってしまう。

 

●赤き金獅子の最大技

赤き金獅子はハードコア個体が使うモーションに加え、独自のオリジナルモーションを持つ。

それが通称:元気玉。

お遊び表現でも何でも無く、元気玉でしかないモーション。

まず、ラージャンが口を開けて真上を向き、徐々にエネルギーを蓄積・・・そして完全に溜まった後にそれをゆっくりと地面に落下させる。

着弾するまでの時間にもラージャンが動き回るため、この攻撃も非常に厄介。

着弾すると、広範囲とかいう言葉では到底足りない、「有り得ない」広範囲を一瞬で消し飛ばす。

火力は、G級防具でも耐える事は不可能で、喰らえば即死確定。

インフレしまくった後の防具だと流石に耐える事もできるが、防御力2000あって耐えれるかどうかといった具合。

当時の防御力は剣士だと600、ガンナーで400程度が基準で、レックスLシリーズの胴を用いる等して防御力を上げていても防御力700に届けば良い方だったので、この元気玉を防御力だけで耐える事は事実上不可能。

この攻撃は弾が着弾した時の判定の広さも厄介だが、実際にはそれ以上に着弾までの間もラージャンが当たり前のように動き回る点が最も危険。

弾の着弾判定に意識を取られ過ぎたらラージャンの猛攻が見えず、ラージャンの動きばかりを見ていたら弾の着弾判定が見えにくい。

つまり、出された時点で回避に徹するしか無い状態が作られてしまい、シンプルに時間が消費されるだけのクソ技である。

追い打ちを掛けるように怯み無効や罠無効の性質を持つため、予備動作に入った時点で防ぐのが不可能になり、運よく怯んでくれた!なんて甘い事には全く期待できない。

 

●ローリング突進が最強過ぎて草も生えない

元気玉に加えて赤き金獅子の強さを支えたのが、このローリング突進。

これはストリートファイターのブランカが使うローリングみたいなモーションだが、通常の特異個体が使用する物より追尾性能が高い。

・・・というより、ターゲットのハンターに吸い寄せられるように追尾するため、軸をズラすとかそういった対策ではどうしようもなく被弾してしまう。

ハンター自体がダイソンのようだと表現すれば分かり易いか。

そして、初動からハンターに到達するまでが「マジ」でめっちゃ速い。

早過ぎて「視てから」回避するのが相当きつい。(ガンナーの適正距離)

ガンナーの適正距離でこの速さなので、近接武器では反応とかそんなレベルではなく、もはや人間には反応不可能な速度に達する。

まぁ、近接武器オンリーの場合は殆ど使用してこないので、この攻撃の猛威に晒されるのは主にガンナーという事になるが・・・。

威力は当たり前のように即死級。

さらに止まった後は地面隆起が発生し、後方も広範囲に渡って安置が存在していない。

そして、追尾性能がアホみたいに高過ぎて普通の回避ではよけきれない事も多い。

回避性能+2を積んでいても反応できないと意味が無いため、ガンナーは即死しないように根性を付けて挑まないと、この攻撃だけでゲームエンドに成り兼ねないほど猛威を振るっていた。

対策としては、「自分の方に振り向いたら、ローリングが来る」という前提で立ち回ること。

咄嗟の判断で回避できるような生易しい速度ではないため、常にこの攻撃が来る事を意識する、これが対策になる。

 

●ぶん殴りの広範囲化が剣士を苦しめる

近接はローリングの猛攻に晒される事が少ない代わりに、その場から少し前進しつつ回転殴りをブチかますぶん殴りが脅威。

攻撃判定が大幅に増加しており、正面でフレーム回避するのは不可能。

ランスなどの回避行動で移動できる距離が短い武器は斜め前付近にいても普通に吸い込まれて喰らう。

そして威力は剣士でも容易に即死が見えるレベル。

この攻撃が余りにも強過ぎたためにガンナーで挑む事にしたハンターも多いかもしれない。

 

●安置は存在しない

多くのモンスターに存在する安置だが、赤き金獅子には安置と呼べる安置は存在しない。

自分が狙われれば、どれだけ距離があろうと死地に変化してしまうので、安置とは自分が狙われていない時間だけである。(攻撃判定の肥大化による巻き込みがあるので、それも安置とは断言できないが)

 

●徹底比較!

●極みシリーズとどっちが強いのか・・・!?

多くのハンターが疑問とするところかもしれないが、討伐難易度でいえば極みモンスターに軍配が上がるだろう。

しかし一概にそうとも言えないのだ。

明確な理由はクエストの時間。

極みモンスターは制限時間10分という縛りによって難易度が大幅にアップしているのに対し、赤き金獅子は制限時間50分を使えたので、仮に制限時間10分だった場合は前述のイベントでクリアできたハンターの数が更に大幅に減少していた事は確定的。

要するに、この問題は比べるだけ無駄ということになる。

どの時代にも難易度の高いクエストがあり、やがてインフレや開発による調整という神の手に飲まれて過去の物と化してゆく。

極みシリーズはMHF末期の最高難易度コンテンツなので最高峰と見られがちだが、長いMHFの歴史で見ればターボテオや、ラオキリン、幻の冥雷竜、覇種クエストといったように、多くの超難関が存在していた。

よって、どのコンテンツが最も難しかったか・・・は人それぞれで意見が割れてしまう。

それでも未だに多くのハンターがモンスターハンター史上最高難易度と言わしめるのが極み吼えるジンオウガなのは、確定で戦えるのに対してクリア報告までに3日掛かったこと、ソロ討伐動画が出回るまでに実装から7か月以上が経過していた事が要因だろう。

まぁ、MHF未プレイで赤き金獅子や極み吼えるジンオウガの最盛期とガチってみたいというリアルジョンタイターは、タイムスリップでもして戦ってきてくれ!

 

恐らく絶望し過ぎてハゲると思うけど!

 

という訳で、赤き金獅子の思い出はザっと、こんなところでございますね。

 

ちなみに、特別討究のバルファルクとかに交じって、特別討究の激昂ラージャンがコイツだったら・・・?

 

サンブレイク民がハゲ散らかして喜びます!(笑)

ハンターは、常に強い奴と戦う事を欲しているんでね・・・

本家のやつらって、マジで極みオウガとかと戦いたいと思ってると思うんで、辻本P!

 

ワイルズに極みシリーズよろしく!