孤独に陥って悩んだ時に思い出すことがある。
きっと私は相変わらず、
変わらない人間なのだと。
相当怯えているんだ。
変わることに。
「もう終わったこと、次次次!忘れろ!」
なんて簡単に言われても…無理だから。
どうして忘れなければならないの?
辛かった経験だって、時間が経つと少しの幸せな時間しか思い出さなくなって。
『やっぱり良い経験だった』
『今がいくら辛くても、あんな経験二度とできない』
『あの時の気持ちを身体中で思い知って、
感じることが出来て、私は私の人生で本当に良かった』
そんな風に思うことだってあるんだよ。
知ろうとしない人は容赦なく言って来た。
今でも覚えてる…。
「迷える子羊だ」
「ムカつくんだよ」
「感謝を知れ」
「気持ちが弱い」
ずいぶんと酷かったと思うんだ。
よく頑張っていたと思う。
でもね?
なんて言われようと、もうどうでもいいや。
素敵な理由は、嫌なこと全てを吹き飛ばしてしまうほど威力があった。
心を充実させてくれた。
彩をくれた。
変わるのに怯えているのは、
傷付くのが怖いわけでも、変わりたくない訳でもない。
忘れられない大切な想いと共に生きている私は、私であることが嫌いじゃないからなんだ。
きっとね。
