お弁当受け取りチェックを終えて帰宅した母を待ち構えていたのは、祖母(母からしたら、姑)でした。

 

80を超えた祖母も、やっぱり女です。

体調を崩し、10kgも痩せ、常に心ここにあらず状態の母の異変に気づいていたし、この時は何か“女の勘”も働いたのでしょう。

帰宅した母の様子がおかしいと、祖母が詰め寄りました。

 

祖母「どうしたの? なんか調子も悪そうだし、何かあるなら言って!」

母「なんでもないよ。これから仕事だから」

祖母「なんでもないって、このところずっとおかしいじゃない。こんなに痩せちゃって」

 

かわそうとしたものの、追求をやめない祖母。

追い回され、母はついに爆発しました。

 

母「浮気されてるんだよ! 浩ちゃん、浮気してるの!

祖母「!#$%S?!?(注:イメージ)」

 

 

 

 

そう告げると、母は逃げるように仕事に向かったそう。

当然、動揺したのは祖母です。

 

祖母こそ、父がクソジジイになるように育てた張本人であり、誰よりも息子と自分の評判(世間体)を気にする人でした。

じっとして、聞かなかったことになんてできません。

 

祖母「もしもし、リョウちゃん? どういうことなの!?」

 

あまりのことに状況を飲み込めない祖母は、私にも妹にも、その説明を求めて電話をしてきました。

 

私「母が言ったままだよ。父が浮気してた最低ヤローだったの」

祖母「お母さんは離婚する気なのかい?」

私「さあ…それは母が決めることだからね。100%クソジジイが悪いし」

祖母「もしも離婚なんてことになったら、おばあちゃんはもう生きていけないよ。自殺するしかない」

私「(でた、得意の自殺脅し)おばあちゃんが話をややこしくしないで。2人の問題なんだから」

祖母「お母さんが出ていくって言うなら、お父さんを追い出すから! おばあちゃんはお母さんと一緒に暮らすよ」

私「うん、それ、一番母が望んでないやつだね」

 

滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗

 

祖母としては、母の気持ちよりも自分の世間体とその後の生活のほうが気になるといった様子で、より自分を支えてくれている母を取る(介護させるため)、とこの時は主張していました(のちに、そんなことはすっかり忘れてしまうのですが)。

 

いずれにしても、歩く拡声器である祖母が知ってしまった以上、父にこちらの動きがバレるのは時間の問題です。

予定を早めて、2日後に迫った母の新居入居可能日当日には、父と戦いの場を設けることになりました。

 

もう、後戻りはできない。

 

この時の母の気持ちを考えると、心臓が飛び出そうなくらいの不安と緊張を感じていたのではないかと思います。

でも今思えば、私たちがそこに寄り添えていたかわかりません。

 

戦うと決まった瞬間、私と妹は戦闘態勢に入り、もうクソジジイを叩きのめすことしか考えられなくなっていました。