前回の続きです。
父が入院して、少しだけ私は仕事へ行ってた。
と言っても、看護のために病院へ行く必要があったため、
1日いたわけではない。
担当者へ経過報告をし、今後のことを相談。
私は両立が得意ではない。
むしろ苦手な方だ。
父には毎日身の回りのことをするために、
付き添う人が必要だった。
申し訳ないと思いつつ、しばらく休むことにした。
1人で動けない父は、ベッドの上での生活。
トイレは補助してもらいながら歩いて行ってた。
それ以外は、転倒防止のため、様々な対策をされていた。
その1つがベッド周りのシート。
体重を検知すると、ナースステーションに通知される仕組み。
私も母も、何回か踏んでしまい迷惑をかけてしまった。
幸いなことに、父が転倒することはなかった。
ずっとベッド生活だと、身の回りのものが気になる大工さん。
看護師さんに、あれこれ頼んで、
ベッド周りをカスタマイズしてた。
時には、段ボールを折りたたんで、柵の隙間を埋めたり。
ビニール紐で柵をより頑丈に固定したり。
私が気になったのは、ステロイドによる副作用。
むくみが酷かった。
特に足が像のように膨れ上がってた。
痛みはなかったようなので安心だった。
マッサージをしたら、
リハビリ担当者から注意された。
素人目では、浮腫みを解消するためには
良いのではないかと思っていたが、
血栓が飛ぶこともあり、恐ろしいことをしてたようだ。
酸素濃度を10ml上げてから、
身体を痒がるようになった。
それが副作用だったのかは分からない。
けれど、点滴からの栄養だけでは、
身体には足りないように感じた。