シェムリアップ3日目は、今回の旅行の中で一番行きたかった場所『プレアヴィヒア寺院』です。今年1月の時に行ける情報を知らなくて日本へ帰ってから行けると聞き絶対に行きたいと思っていたら2回目のカンボジア行きが実現することとなり、ここを入れての計画となりました。
まさに今回のカンボジア旅行の一番のメインです。
『プレアヴィヒア寺院』とは、カンボジアとタイとの国境にあるダンレク山(標高575m)地内のカンボジア・プレアヴィヒア州に位置するヒンドゥー教寺院です。9世紀末にクメール人によって建設され、11世紀に増築されたとされています。2008年に世界遺産に登録されました。
そのプレアヴヒア寺院はシェムリアップ市内から片道約250kmの道のりで車で約4時間かかります。ここへ行くには山頂の遺跡で上がるにかなりの急坂を登るため4WDの車と公認ガイド同行でないと行く許可が下りません。また国境地帯でもあるために遺跡に上がる前にパスポートチェック(写真↓)がありますのでパスポートが絶対です。
駐車場からプレアヴィフア遺跡へは徒歩急坂を上がります。遺跡の手前にはカンボジア国旗とユネスコの旗が掲揚されていましたが、紛争があったからですかね。周辺にはカンボジア軍の塹壕がありました。またこの遺跡の周辺は国境地帯なので意図的に地雷の撤去はされていませんので道から離れないようにしなければなりません。
プレアヴィフア寺院の入口。この反対方向約200m先ににタイとの国境検問所がありますが現在閉鎖されているそうです。
第一塔門です。
参道歩きながら振り返ると…、タイ領が見えます。タイ軍が陣取っています。そして、タイからの観光客はここでプレアヴィフィア遺跡を望み観光するそうです。現在タイ側から入国しての観光は出来ません。
第二塔門が見えてきました。第二塔門へは結構急な階段を登ります。ここでカンボジア軍の兵士が日本円を持っていないか?いいレートで両替するよと言われたのですが、過去タイ・バンコクで見せてスラれた事があったので日本円持っていないと答えました。事実誰も日本円持っていませんでしたが、カンボジア軍とは言えこれは要注意ですね。
第二塔門から第三塔門への参道。ここも坂を登ります。
第三塔門の向かって左側には遺跡を侵食した木が見えました。
第三塔門。
第四塔門へ行く参道から振替えると第三塔門の全貌です。
第三塔門
第三塔門から第四塔門への参道。ここまで結構歩きました。
第四塔門をくぐると最後の塔門。第五塔門です。
第4塔門全景。第五塔門はこの中にあります。
このプレアヴィフア寺院は、これで終わらないのです。一番奥のそのまた奥に素晴らしい場所があるのです。今回これを見るのもここへ来た1つです。それは断崖がありカンボジア領内の絶景が見えるのです。
岩の上に上がり見るのですが…、ホント素晴らしい景色が見えます。この景色が見たいためにここへ来たので感無量でしたね。
そんなプレアヴィフア寺院を堪能して駐車場へ戻るのは登って来た道と違う道を降りるのですが、その道の途中にカンボジア軍の監視所が見えました。ガイドがここでタイ側が望遠鏡で見えるのでいかがです。でも当然お金がいるのですょ。そんなにしないでもカメラの望遠で十分見えるのでNOと言いました。ここで警備にあたるカンボジア軍兵士のアルバイト?を垣間見る事が出来ましたね…。
そんな『プレアヴィフア寺』院遺跡…
なかなか来れない遺跡なので、当然観光客が少なく落ち着いて見る事が出来ましたね。ほんとここへ来て良かったと実感しました。
また訪れたいカンボジア遺跡の一つです。