国土交通省は羽田空港(HND)の国内線で実施していた発着枠政策コンテストで、昨日、2013年11月26日に石見空港(IWJ)線、鳥取空港(TTJ)線、山形空港(GAJ)線にそれぞれ1便ずつ配分することを決定したと発表しました。
何と我が地元空港の石見(いわみ)空港(IWJ)が選ばれました。
石見空港線と鳥取空港線は全日空(NH)、山形空港線は日本航空(JL)がそれぞれ自治体と共同で提案しており、それぞれ増便することとなります。石見空港と山形空港の2路線は現在、1日1往復便ですが、これにより2便化でき、鳥取空港路線は1日4往復便から5往復便となります。
現在の羽田=石見のスケジュール
NH575 羽田(HND) 11:15 → 石見(IWJ) 13:00
NH576 石見(IWJ) 13:35 → 羽田(HND) 15:00
現在運航機材:エアバスA320-200型機
国土交通省の発表は下記の通りです。
【羽田発着枠政策コンテストの評価結果について】
羽田発着枠政策コンテストに応募のあった4空港(石見空港・佐賀空港・鳥取空港・山形空港)に係る提案について、「羽田発着枠政策コンテストの評価等に関する懇談会」において評価を行ったところ、評価結果は以下のとおりとなりました。
本評価結果に基づき、政策コンテスト枠(3便分)は、羽田-石見路線、羽田-鳥取路線、羽田-山形路線にそれぞれ1便ずつ配分することと決定致しましたので、お知らせします。
【提案評価結果】
石見空港 | 佐賀空港 | 鳥取空港 | 山形空港 | |
A委員 | 159 | 130 | 140 | 149 |
B委員 | 158 | 123 | 146 | 160 |
C委員 | 107 | 105 | 109 | 117 |
D委員 | 166 | 137 | 165 | 157 |
E委員 | 148 | 158 | 139 | 148 |
F委員 | 173 | 146 | 175 | 160 |
総計点 | 911(1位) | 799(4位) | 874(3位) | 891(2位) |
この結果を受けて…、各路線とも各空港の着陸料の減免やターミナルビルの使用料の軽減などを盛り込み、コスト削減につなげます。
政策の評価は何と我が地元の石見空港が最も高く、次いで山形空港、鳥取空港で、配分されなかった佐賀空港は6人の委員のうち、5人が最下位の点数でした。
この政策コンテストの事はなんとなく知ってはいたのですが、実際どんな内容での応募なのか、またどのくらいの空港が応募して、はたまたいつ結果が出るのかなど詳細については全くの???でしたね。でも素晴らしい結果です。
これにより地元の長年の悲願だった羽田線の2便化がようやく実現です。
(※但し、運航期間は2014年3月30日から2年間です。)
また全日空(NH)の目的はこの山陰の2つの空港の増便を果したことで中国地区空港全体のネットワーク化を強固にするのではないかと思いましたね。
現在、その全日空(NH)が中国地区の就航空港はと言えば岡山空港(OKJ)、広島空港(HIJ)、岩国錦帯橋空港(IWK)、山口宇部空港(UBJ)、鳥取空港(TTJ)、米子鬼太郎空港(YGJ)、と我が地元の萩・石見空港(IWJ)です。