全日空(NH)の機材のここ最近の機材情報です!
まずボーイングより新造機のデリバリーがありました。
1.B737-800型機
2012年12月20日にデリバリーされました。機体番号(レジ)は「JA70AN」。全日空(NH)への737-800新造機の導入は、2012年は8月のJA68AN、11月のJA69ANに続き3機目です。全日空(NH)20機目のとなる機体です。この機材は全日空(NH)では国内線オンリーの使用です。
同型機機(IWJ)
この機体はボーイング・フィールドから出発してからの日本へデリバリーフライトはテッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港(ANC)と札幌/新千歳空港(CTS)の2空港を経由してからの東京/羽田空港(HND)へデリバリーフライトでしした。
2.B787-8型機
くしくもB737-800型機「JA70AN」がデリバリーされた同じ日の2012年12月20日に、全日空(NH)へ何と17機目となる787、機体記号(レジ)『JA817A』(国内線仕様)がデリバリーされました。この機のデリバリーで、現在、伊丹、岡山、広島、山口宇部、松山、福岡、鹿児島、熊本、新千歳、宮崎、高松の国内線11地点に加え、新たに2013年3月16日から12路線目そして初の東北路線となる羽田(HND)=秋田(AXT)線への投入も発表しています。
そして、2012年12月20日に何と1日で6機もの787をデリバリーしまいた。これはこれまでの1日の787のデリバリー機数としては史上最高です。デリバリーした航空会社はいずれの会社にも1機ずつです。全日空(NH)、日本航空(JL)、エア・インディア(AI)、LOTポーランド航空(LO)、カタール航空(QR)、ユナイテッド航空(UA)の6社です。今回の6社ともすでに787を導入済みの航空会社です。
1.全日空(NH):JA817A
2.日本航空(JL):JA829J
3.エア・インディア(AI):VT-ANK
4.LOTポーランド航空(LO):SP-LRB
5.カタール航空(QR):A7-BCK
6.ユナイテッド航空(UA):N27903
これにより、ボーイングがデリバリーした787は46機で、このうち2012年には43機で、内12月は8機となりました。順調にデリバリーされていますね。
そして、修理機の情報です!
3.B767-300ER
2012年6月20日に北京(PEK)発成田(NRT)着のNH956便で使用した767-300ER、機体記号(レジ)『JA610A』について、運航を再開の発表です。この機『JA610A』は2012年6月20日に北京首都空港(PEK)より成田空港(NRT)に着陸時の衝撃で、長さ約9メートル、幅約50センチのしわ2本、約10センチのクラックなどの変形が発生した、事故機なのです。
全日空(NH)では事故発生後、修復、整備作業を実施し、定められた全ての検査、確認が完了したと説明しています。また、改めて安全運航と再発防止を続けていくとしています。
2012年6月20日、北京発成田着のNH956便で使用した767-300ER機、機体記号(レジ)『JA610A』ついて、運航を再開すると発表しました。全日空(NH)では2012年12月26日、成田(NRT)=上海浦東(PVG)線でその『JA610A』を投入するとしています。また、この機材はアジア地区の国際線に投入する予定です。まさにこの機体は売却されずに飛ぶのですね。
またそういえば事故機では、今年の始め2012年2月5日(日)に仙台空港(SDJ)で尻もち事故を起こしたエアバスA320-200機体番号(レジ)「JA8384」もありましたが、現在売却先が不明ではありますが、売却されています。
今年は全日空(NH)の787-8のデリバリーがニュースになりとても順調に進んでいるのが良く判りましたが、その陰で737-800のデリバリーも積極的に行われていたのにはややビックリでしたね…。
でもこの2機材の新造機のデリバリーですが…
現在全日空(NH)が進めている機材の統一化の一環と言う事が良く判りましたね。
大型機:ボーイング777-200・-300
中型機:ボーイング787-8・-9
小型機:ボーイング737-700・-800
プロップ機:ボンバリディアDHC8-Q400
リージョナル機:三菱MRJ
が…
今後の全日空(NH)の描く機材戦略です。
その裏でB737-500・B767-300・-300ER・B747-400と唯一のエアバス社のA320-200、ボンバリディア社のDHC8-Q300の退役が進んでいます。