アミューズトラベル株式会社とは、日本の旅行会社です。


2009年7月に、同社が主催した北海道の大雪山系を縦走する企画旅行において、トムラウシ山で悪天候により遭難してツアーに参加した客7人とガイド1人が低体温症により死亡する事故が発生、またつい先月の2012年11月に同社が主催した中国の万里の長城付近の山を巡るツアーにおいては参加の日本人客3人が低体温症で死亡(凍死)する事故を発生させた原因の旅行会社です。


ナナオの旅行記-長城 万里の長城(八達嶺)
ナナオの旅行記-長城 万里の長城(八達嶺)
ナナオの旅行記-長城


そのアミューズトラベルが旅行業の廃止届を関東運輸局に郵送しました。受け取った観光庁によると、5日夕方、関東運輸局に書類が届いたという。アミューズトラベルでは、万里の長城での遭難事故により事業の継続が困難になったことに加え、トムラウシと万里の長城での2回の事故について「重く受け止め」、廃業を決めたと説明しています。そして廃業の期日は12月20日付で届け出ています。


アミューズトラベル 廃業です。叫び


廃業届を出したアミューズトラベルによると、旅行業を廃止して約50名の社員は解雇する一方で法人格は残し、代表取締役会長の牛島浄氏、代表取締役社長の板井克己氏、松下政市氏の3名が役員として残り、「ご遺族の方へのお詫びや補償、観光庁の調査への対応」に専念すると言っています。そして既に予約を受けていたツアーについては、すでに営業自粛を決めていた12月分に加え、2013年1月から3月の出発分についても「基本的には旅行代金をお返しする」方針で、顧客に連絡をしているところだと述べています。


観光庁では4日、事業廃止の意向が判明する前から計画していたという4回目の立入検査を実施。20日の事業廃止が、社員への給与支払い締め切りの都合によるものであったことなどを聴取するとともに、ツアーの催行状況を把握できる資料などの提出を受けました。


そして廃止届は制度上、書面に記載された事業廃止日、今回のアミューズトラベルの場合は12月20日なのでその日になれば自動的に受理することになります。受理すれば届け出た企業は旅行業者でなくなるため、旅行業法に基づく立入検査や行政処分は不可能となります。これはとても計画的な感じがしますね。プンプン


と言うのは…


行政処分を行うには最短でも1週間が必要なのです。今回の廃業届でアミューズトラベルへの行政処分は、観光庁によると「状況は厳しいかもしれない」ところと表明していますが、ただし、可能性はあり、可及的速やかに色々と進めていく」方針で、これまでの検査内容について精査するとともに、必要に応じて立入検査や聴取もしていくと発表。また、仮に廃業が先行しても、観光庁としては今回の事故の教訓を今後の旅行業者の指導、監督に生かすため、アミューズトラベルへの聞き取りを継続したい考えで、アミューズトラベルからは5日の立入検査の際に、引き続き協力するとの回答が得られていると述べています。


でも計画的な廃業届提出の匂いがする、このアミューズトラベルから観光庁はきちんと検査行ってそして反省点を洗い出し、旅行業者に周知して注意喚起をはかる事が出来るのでしょうかとても???ですね。


ちなみに先月の万里の長城のツアー事故に関しては起こるべくして起こったのではないかと思いますね、それはツアーの作成は入社1年目の新入社員に企画から任せていたことと、現地の提携会社に一任し会社自身で現地の下見を行わなかったことや、山間部に入るにもかかわらず添乗員に衛星電話を持たせず普通の携帯電話だけ持たせ、その電話での毎日の連絡を怠り、電話をかけたときにはその携帯電話はすでに圏外になっておりツアーグループ全体と連絡のとれない状態になっていたこと、また同社ではこのように社員に現地下見をさせずに催行しているツアーが全体の1割から2割に達することなどが明らかとなりました。


またそれ以前のトムラウシ山遭難事故を引き起こしたことに対して行政指導で51日間の営業停止処分になっていた期間中にかかわらず、10人と新たに旅行契約してツアーに参加させていたとして厳重注意を受けてもいます。


最近の旅行はネットの発達で簡単に予約できるようになりましたが…、今回の事故でツアー内容やその催行旅行会社をよく調べないで飛びつくのはとても危険な事ではないかと思いましたね。また価格だけで飛びつくと今年4月29日に関越道で起こったバス事故のような事にもなりかねないと合わせて思いましたね。ガーン


まさに亡くなられた方には大変申し訳ございませんが…


きちんとリサーチせずに


もしくは安さだけで


大切な命を引き換えてしまったのではと感じますね。しょぼん


デフレ真っ只中の日本で…


いすれにしろそれらの旅行または交通機関を選ぶのは自己責任なのですね。


だからこれらの事故受けてきちんとリサーチして安全な運営をしている旅行会社を選んでから旅行の計画を立てて旅行をしなければと痛切に感じましたね。パー