得手不得手 | 日日是好日

日日是好日

「にちにちこれこうにち」と読みます。
「不惑」になっても惑いまくる男の日記。

先月末まで約一年間の開催期間で「内田康夫『孤道』完結プロジェクト」というコンテストが開催されていました。

内容は、先日亡くなられた内田康夫先生の遺作となってしまった浅見光彦シリーズの最終話『孤道』の後編を内田先生の代わりに完成させようというもの。

 

『孤道』の執筆を始められてから内田先生が体調を崩されたため、残りの半分を公募で完成させようという企画で内田先生も審査員として名を連ねていました。

こんな機会は滅多にないし文章を書くのは得意な方なので、最初は「ちょっとチャレンジしてみるか」という感覚だったんですが、3月に内田先生が亡くなられて「これは是非ともやらなければ!」と思い、応募することを決意。

 

 

…が、あえなく断念。

 

 

やはり長編小説はハードルが高すぎました。中学まではものすごく本を読んでたんですが、高校以降読書量が激減したのも見事に効いてますね。

読まないわけじゃないんですが推理小説が自分のフィールドじゃないのも苦戦の原因でした。

 

浅見光彦シリーズはトリック云々よりもそのエンターテイメント性に真骨頂があると考え、ドラマのシナリオのようなアプローチで攻め、事件の理由やドラマの見せ場あたりまでは筋立てできたのですが、散りばめられた事件の接続と真相の絞り込みに苦戦…。

 

あとがきによると内田先生は思いつくままに事件を起こし、それを回収していく手法をとるのだとか。

…これは他人にとってはなかなか難しい作業です。自分の思考もまとめるのは難作業なのに他人の発想を繋ぐというのは至難の技です。小説を書き慣れた方や内田作品のクセをかなり理解できている方でないと難しいのではないでしょうか。

 

 

舞台が自分の生活圏から比較的近く取材もしやすいし、慣れ親しんだ浅見光彦というキャラを活かすため過去の作品も小説で改めて読み込んでみたのですが、なんというか頭の中のモヤが全然晴れないという感覚で、全く筆が進みませんでした。

 

結果、応募は断念。二度とない機会だったのでなんとかやってみたかったんですけどね…。

 

今の自分にはとてもじゃないけど手に負えるものではありませんでした。

どんな応募作がグランプリを取るのか。後編が発売されたら是非読んでみたいと思います。

 

 

 

ところで。

 

4月半ばに締め切られた別のコンテストがありました。コンテスト名は「Project ANIMA SF・ロボットアニメ部門」。

SFやロボット物のアイデアを応募し、グランプリはアニメ化されるというものです。

 

こちらは2月から開催されていたのですが、気が付いたのは3月半ば。

しかしなんでしょう。小学生時代から主に読んでいたのは海外SF、ロボットアニメはもちろん特撮も大好き、さらには内なる中二病が盛大に火を吹いた結果、こちらは孤道完結プロジェクトとは打って変わって短期間に湯水のようにアイデアが湧き出し、ギリギリではありましたが企画書部門に応募することができました。

 

 

地道に研鑽を積めば他のジャンルも少しは書けるようになるんでしょうが、やはり人間には得手不得手というのがあるんだなぁと改めて実感。

Project ANIMAの第二弾、「異世界・ファンタジー部門」のアイデアもすでに湧いてきております。

 

苦手なものは練習を積んで克服しつつ、自分の得意なものは伸ばしていくべきだなぁとつくづく思いました。

 

 

ありがとう、俺の中の中二病。