先週は、いろいろなステージを観る機会がたくさんありました![]()
まずは堀米ゆず子さんの、ベートーヴェンの室内楽![]()
先日のリサイタルにいらしたお客様から、なんとチケットをいただいてしまい、
共演した方たちがこぞって、「素晴らしかった、スペースをつくってくれる!」と絶賛の
野平一郎さんのピアノも聴きたく、JTアートホールへ。
山崎伸子先生のチェロを加えてのトリオ「大公」も
あたたかく、素晴らしいピアノに包まれ至高の時でしたが、
続く晩年の弦楽四重奏op.127
出だしのアコードの充実した響きに、いきなり涙が出そうになりました。
ユニゾン(同じメロディーを同時に弾くところ)のうつくしさ、
格調高いアイディアが溶けあって、
どうしたら4人が、ここまで高次元で一つになって、でも自由でいられるのだろう、というくらい
磨き上げられたゲイジュツでした。
こんな音楽が日本で聴けるなんて~![]()
ものすごく高次元の彼方の世界へ、連れて行っていただきました![]()
翌日は、中高時代の友人で、宝塚の男役を今回で退団することになった
真野すがたさんこと、めおりんの舞台を観に行きました。
デビューのとき、端っこでラインダンスをしていた彼女が、
トップの横で堂々と演じ、踊り、歌っている姿に、
どれだけの努力があっただろうと思って
もう感無量。
お芝居の内容がまたよくて。
本当に行ってよかった![]()
昨日は、母がピアニストを務める横須賀女声合唱団のリサイタルで譜めくりをしました。
オペラ劇場のような横須賀芸術劇場、ピアノも音響も素晴らしいホールです![]()
いつも楽しみな、指揮の清水敬一先生のメッセージ性の高い選曲と指揮。
以前のコンサートでは、俳優の香川照之さんナレーション、作曲者ご本人をゲストに、
池辺晋一郎氏の「海の墓標」をやって、深い内容と迫力に身震いさせられたり、
木下牧子さんの、さびしいカシの木やロマンチストの豚、などを含む「愛する歌」という
素晴らしい曲集をやったときは、あんまり気に入って今でもワタクシ歌っております(笑)
昨日だんとつで気に入ったのは、横山順子さん作曲の「花と一緒」と「南の絵本」
「花と一緒」 ねじめ正一
花屋のおばさん
花屋のおじさん亡くなって
お店をやめると思ったけれど
元気にエプロンして
ぐいぐいホース引っ張り
バケツに水入れ
春の花をどんどん並べている
花屋のおばさん
ひとりぼっちになって
お店をやめると思ったけれど
元気に花束作り
きちっとリボンかけて
自転車飛ばし
春の花をびゅんびゅん配達している
今日も花屋のおばさんに
挨拶しようとしたら
先に挨拶されちゃった
花屋のおばさん
花と一緒にいることで
おじさんと繋がっている
花と一緒にいることで
おじさんと働いている
おじさんと生きている
「南の絵本」 岸田衿子
いそがなくたっていいんだよ
オリイブ畑の 一ぽん一ぽんの
オリイブの木が そう云っている
汽車に乗りおくれたら
ジプシイの横穴に 眠ってもいい
兎にも 馬にもなれなかったので
ろばは村に残って 荷物をはこんでいる
ゆっくり歩いて行けば
明日には間に合わなくても
来世の村に辿りつくだろう
葉書を出し忘れたら 歩いて届けてもいい
走っても 走っても オリイブ畑は
つきないのだから
いそがなくてもいいんだよ
種をまく人のあるく速度で
あるいてゆけばいい
これに、横山さんの胸を打つ旋律が。。![]()
「感じを変える時は、もっと心をかえなくちゃ!」
「まぁでもそんな小さなことは、気にしなくていい。
気にしてたら飛べないから。飛んで行くんだ、一直線にね!!![]()
」
という清水先生の指揮は、
100万通りのアイディアの引き出しから
宝箱のように次々と音楽がでてくる。
生きていてよかった!
音楽って楽しい!人生って楽しい!
指揮を観ているだけで、思います![]()
ゲネプロ中、冗談交じりにおっしゃる、ひと言ひと言にぐっときて
歌われる内容にぐっときて。
あ~楽しかった![]()
団員の皆さんも、先生の、振る前の満面の笑顔につられて
素晴らしい演奏でした。
そして、25年以上団のピアニストをやっているのに、舞台袖では
「楽譜もったら眼鏡が持てない。。ハンカチも持ちたいし。。持ち方これでいい?こっち??どう?」
と、おろおろしていた(笑)母のピアノ。
本番ものすご~く良くて、涙が出そうになりました。
母@リハーサル中
う~ん。
2年後の30周年記念リサイタルも楽しみだな![]()
ここまででもお腹いっぱいですが。
アンコールが終わるやいなや、表参道へダッシュ![]()
大学時代からの大切な友人、木村佳野ちゃんのピアノリサイタルだったのです。ゴォ~![]()
ホールから駅、横浜乗り換え、渋谷乗り換え、会場までをすべて全力で走ったら、
開演と同時にすべりこみセーフでした。ラッキー![]()
巨匠の録音のような、ショパンのマズルカ、ワルツに舟歌、
抜群の運動神経が発揮されたワクワクサーカスなリスト、
一瞬に感じたシューマンのソナタ、深く味わい深いショパンのソナタ、
それだけでもお腹いっぱいなのに、あたたかく激しいバラード4番。
アンコールにトロイメライ、エチュードop.10-4、そして愛の夢。
美しく心に染みいるようなピアニッシッシモから、響きの割れない、深く激しいフォルティッシモまで、
彼女の、やさしさ、強さ、聡明さ、運動神経、ユーモア、すべてが感じられて、
大曲ばかりに長時間プログラムなのに、美しい姿勢、あまりの素晴らしい演奏に、
何度もうっとりとさせられ、あっという間に感じました。
しかも、40人近くの生徒さん達を教えながらこれをこなしてしまうという、才能![]()
終演後、「衣装一部わすれちゃって、曲順変更しちゃったー、エヘ
」 って。。エッ?!
笑
たくさんの舞台から刺激をもらった1週間でした~
今日は、1週間後に迫った生徒さん達の発表会のリハーサルをします。
自分の本番よりどきどき。。![]()


