久々「馬琴の嫁」(群ようこ著/講談社刊)を読む。

題名にあるように、滝沢(曲亭)馬琴の嫁が主人公であるけれど、

読めば読むほど、馬琴の細かさ。占いで全てを決める日常、そして

マメさにゲンナリとしてしまった。

何とか占いで出たからと息子と彼女の見合いの日を決定。

これこれ占いでいいと出たからと、彼女の名前を変えてゆく。

(はぁ、、、、)

呆れると共に、怒り。

(何なんだ、この爺さんは!自分の意思がないのか!)

占いフェチ度にムカついて来る。

昔の人って、そうだったのだろうか?

「天の神様の言う通り」としていたのであろうか?

主人公の生涯以上に、すんげー爺さん・滝沢馬琴と思わざるを得ない。