大分前だが「十二単を着た悪魔」(内館牧子著)を読んだ。

 

現代の若者(バイトの大学生)が、平安時代にタイムスリップ。

暫しその世に人として暮らし、現代に戻る。

「不思議な国のアリス」みたいな話である。

 

登場人物はオール貴族。

言葉遣いが丁寧だ。さすが雅(みやび)。やんごとない。

 

ふと疑問に思った。

この時代、下々。民(たみ)。

庶民は言葉を持っていたのであろうか?

もし、言葉を使わないとしたのなら、どのような伝達手段。

意思表示をしていたのであろう?