今朝も読ませていただいたが、明菜さん。

明菜さんが大分、弱っておられるようだ。

大変だなぁと思っていたら、つい先頃、

マリアさんの記事が更新されていた。

マリアさんによると、明菜さんは、暫しゆっくりと休憩が必要なだけとの事。

安心をした。周知のように

 

思い出したのが、故・遠藤周作夫人の順子さん。

少し前に他界。「(遠藤氏に)ずっと惚れていた」と某書で公言。

今やさぞ天国でいちゃついていると思われる婦人の言葉である。

 

周知のように氏は、病身。

結婚前、結婚してから、壮年の頃、晩年と既に病と共にあった。

「沈黙」前後は1年に3回、医者も迷うような大手術をされている。

その頃であったか、外出先から病室に戻られた夫人に、氏は言った。

「今、黒い服を来た男たちが2人、目の前に現れてね。<あっちの方が楽だから、

一緒に行こう、行こうって誘うんだ><まだ、やらなくちゃならない事があるから>

って断ったんだけど」

正確さに自信がないが、大体の旨としてはこうだと思う。

その時、夫人は何といったか?

「黒いバニー・ガールをよこさないとダメよね。相手をもっと研究してからでないと」

素晴らしい切り返し。ユーモアである。

流石、遠藤周作夫人!狐狸庵山人のなせる業だ!

 

こういう点が、日本人には欠ける。

本心では勿論心配。だけど誰でも分かっている。

だからせめてものユーモア。

アメリカのホームコメディー的な感覚が、我々にはない。

 

よって「じゅんこ」

「父親」の主人公も「純子」なら、この小説でチョイと出て来るホステスの名も「ジュン子」。

「ファースト・レディ」でも「じゅん先生」がいたような気がするし、「桜田淳子」。

「ジュンジュン」

別名でもあった元・歌手の桜田さんとも氏は,親しかったようだ。

自分を支えてくれる妻。

時にやりあいながらも(?)愛する妻へのお礼として氏は、小説の主人公にしたのでは

なかろうか?

 

同じユーモア夫人として、故・北杜夫夫人が挙げられよう。

「ユーモア夫人のユーモア対談」

著書があれば良かったとも思う。

 

<ナイチン・ゲール賞ね>

頂ける賞があればの話としても、夫人は挙げられている。

看護に尽くした人に対して本当にあるものでもあるが、夫人にも今、捧げたい。