旦那を家で介護していたとき
とても心配だったのは、子どもの心だった。
子供たちが関わらずに済むはずがない
↓この時も、上の子どもたちがいなかったら
とても無理だったし
日々、負担をかけているとは思って過ごしていた。
特に1番末っ子の事は心配だった。
弱りゆく父親を、いつまで見せて良いのか
葛藤しながら過ごしていた。
やはり、旦那が入院する頃には
ちょっと歪んできた(ささいな意地悪したり)
私はこの一年半、末っ子の心のケアに務めた。
毎日、宿題に、会話に気を配り。
日曜日は、とことん付き合った。
興味ある分野を探求する事に付き合い
イベントにマメに出かけ、介護中に出来なかった事を色々やった。
父親不在をママを独占出来る、にすり替えるように。
今回の旦那の不調については、上の子達には言ったが、末っ子には言っていない。
ただ、日曜日の午後、3時間ほど家に留守番させた。旦那の病院には連れていけないからだ。
会議だとか嘘の理由をつけて、旦那の病院に行き、泣きながら帰り、駐車場で涙をふいて家に入った。
完璧に隠していると思っていた。
一昨日、GW休みで帰省していた次男が三男である末っ子を買い物に誘った。
「三男、買い物行ってくるねー、バイバーイ、三男は置いていこーっと!行かないもんね!三男は!バイバーイ!」
これは、旦那が子どもたちを誘うテンプレだった
子どもが、
「オレもいきたーい!待ってぇぇぇぇ!」
と、追いかけて来るのが嬉しくて、こんな誘い方していた。
思わず
「ちょっと、次男!あんたは父ちゃん(旦那)か!
なんと言う誘い方するん!」
と、突っ込むと、末っ子が
「オレの父ちゃん、あたまおかしくなっちゃったんだ、いなくても仕方がないよね……」
と、吐き捨てるように言うのだ
なんて事……
なんて事言わせてしまったのだろう……
ワタシは、後頭部をハンマーで殴られたようなショックを受けた。
あぁ、この子はなんて傷ついているのだろう
守ってきたつもりだった。
全然守れてないじゃん……
「末っ子ちゃん、パパは頭の病気なんだ、おかしいんじゃないよ、会えないけどすごく病気と戦って頑張ってるんだよ。」
責めてはいけない
末っ子の傷を広げてはいけない
「パパがね、すごく頑張ってるから、ママもお仕事頑張ってるよ、他のおうちは、パパとママで働いて生活してるけど、ママ1人で頑張ってる。パパも頑張ってるから、一緒に頑張ってくれる?」
末っ子は、何も言わない
だから、にっこり笑って続けた
「だから、ママは、元気でいるよ、病気にならないよう頑張るよ。すごいでしょ?ママ病気になったら困るよね?」
そういうと、末っ子は
「ママ死んだらオレ1人になっちゃうよ、困る。」
そうつぶやいた。
あぁ……
この子も不安なのだ
(T_T)
「大丈夫!ママはすごいんだから!」
抱きしめて、くすぐって笑うしか無かった。
子どもの日は、どこか出かけよう
他の親子より
たくさん笑おう。そうしよう。
ごめん、旦那
子どもの日は、仕事休みだけど
あなたの見舞いには行けないよ。