99)日本は借金大国とは違います #defle #財政問題 #国債暴落 #消費税 #アベノミクス | Gokai(財政均衡式)のブログ 

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財務省は、日本が膨大な借金大国だから危機であるといいます。

しかし之は間違いです。

正しくは、政府が膨大な借金をしているだけなのです。

政府の借金なら、日本国の借金だというのが、そのロジックなのですが、

違います。

数学の概念である“部分と集合”で考えれば、このロジックが間違いであると証明できます。

日本国を金融主体の集合体と考えれば、その要素に政府があり、日本銀行があり、民間銀行があり、民間企業があり家計があるのです。

この考え方は、日銀の資金循環統計の参考図表にも表されています。

https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjexp.pdf

 

そして、政府は主に民間金融機関に借金しています。今は普段と違う異次元量的緩和の状態なので、日本銀行が多くの借金を引き受けている様に見えますが、日銀も政府の一部と考えれば日銀が民間銀行に借金している分も含めるので、結局政府が民間銀行に借金しています。ただその割合は93%/2018年ほどで、残り7%は家計と外国資本(6%)が引き受けている形となっています。

つまり政府発行の国債のほとんどは国内で引き受けられています。

ということは、概念的に政府は日本国の一部であっても日本国ではなく、また日本国は政府ではありませんが、

その日本国は、発行済み国債に関しては、外国資本が保有する6%(59.5兆円)だけが負債となります。

では、発行済み国債の他に日本国は海外資本に対して負債を負っていないのかというと、負っています。その額は先に提示した資金循環統計を見れば、わかります。661兆円です。つまり外国資本が保有する発行済み国債はこの661兆円に含まれる59.5兆円です。

海外資本に対して、661兆円も負債があるのか、と驚かれ、ほらやっぱり日本は借金大国ではないかと思われるかもしれませんが、一方で日本は外国に対して972兆円の債権(貸付)を持っていますので、差し引きすれば、311兆円の貸付超過ということになります。そしてこの額は世界一の(金融)対外純資産額と呼ばれます。

ところが、この対外純資産ですが、2014年末では366兆円あったのです。約3年間で、55兆円減少したことになります。

理屈から行くと、経常収支黒字を続けている日本は、 http://ecodb.net/country/JP/imf_bca.html

2017年末で、これが100兆円増加して410兆円ほどに本来は、なっていなければならない筈なのにです。こんな逆の結果を黙認するようだと、このままいくと日本は、本当に金融を正しく理解できない日本国民自身のせいで、別の意味ですが本当に破綻するかもしれません。

そしてそれは政治家さんたちの責任ではありません。

真実を正しく理解できない日本国民自身のせいなのです。

マスメディアや御用学者や官邸を闊歩しているといわれる他国のロビイストたちに踊らされ、真実を理解している政治家さんや学者さん達を潰してきたのは日本国民自身ですからね。

真実を理解できないということは怖いことなのです。