小笠原諸島、滞在3日目。

 

この日は、「南島・ドルフィンスイムツアー」に参加しました。

 

山の次は、海です。

ハートロックも最高でしたが、海も間違いなく最高のはずです。

 

 

右矢印こちらの続き記事です

 

 

小笠原諸島の南島は、その自然を守るために、

1日100人のみ、入ることが許される、幻の島です。

 

毎年冬の時期(11月〜2月)の3ヶ月間は、入島禁止になるので、

10月に小笠原諸島を訪れた私たちは、ギリギリセーフです!

 

はぁぁぁ!長年の念願が叶います。嬉しい。ワクワク

 

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南島は、岩に囲まれており、港はありません。

 

なので、その日の波のコンディションにより、

入島できるか、否かが決まります。

 

鮫池という、岩場に囲まれた場所から、南島に入っていきます。

 

南島周辺は波が高く、荒く感じます。

なので、船主さんが波が落ち着くタイミングを見計らって船を前進させます!

 

ドキドキ。

 

ナイス・ドライビング・テクニックのおかげで、

無事に南島に上陸することが出来ました。

 

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上陸して、すぐ「カツオドリ」がお出迎えしてくれました。

 

南の島なのに、こんなフワフワな鳥がいるのか〜

 

なんて思っていたら、なんと、ヒナなんだそうです。

 

こんなに大きくて立派なのに。

あまりにも堂々としているので、南島の主みたい…笑

 

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南島では、決まった道(岩の上)を歩かなければなりません。

 

なぜか??

 

道のすぐ横に、海鳥の巣穴があるからなんです。

間違って、踏んで巣穴を壊してしまわないように。

 

南島では、人間よりも、動植物が優先されます。

 

人間は美しい自然を、すこーし覗かせてもらうだけなのです。

 

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小笠原諸島に着いてから、思っていたこと。

 

空が広くて、とても美しい青。

 

南島では、それがより強く感じられました。

 

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少し歩くと、有名な「扇池」に出ました。

 

なんて綺麗な海なんでしょう。

 

写真撮影をした後、扇池でシュノーケルを楽しみます。

 

扇池は、遠浅な海岸なので、潜れなくても歩いて奥まで行くことができました。

 

ただ、足元には岩などがゴツゴツしているので、切って怪我をしないよう、注意が必要です。

 

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扇池を後にして、砂地を歩きます。

 

写真に写っている、この黒い物体。

なんだと思いますか??

 

実はこれ、ウミガメの赤ちゃんの「ミイラ」なんだそうです。

 

ウミガメの赤ちゃんは、生まれてすぐ砂浜から海を目指します。

 

視力が良くないので、キラキラ輝いている場所が海だと思い、そこに向かっていきます。

 

でも、この南島の砂浜は真っ白。

日が出ると、360度全てがキラキラしてしまいます。

 

視力の悪いウミガメは、キラキラする砂浜を動き回っているうちに、干からびてミイラになってしまうのだそうです。

 

なんとも、自然の世界は厳しいです。

 

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そしてウミガメのミイラの他に、足元には、大量のカタツムリの殻のようなものが…

 

これは絶滅した「ヒロベソカタマイマイ」の化石だそうです。

 

ここに落ちているものは、約200年くらい前のものでは?とのこと。

 

南島の中の、天然記念物。

 

触るのはOKですが、持ち帰りは、もちろんNGです。

 

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砂浜から、南島の山の上へと登っていきます。

 

登る途中「軍配昼顔」が綺麗に咲いています。

葉っぱの形が「軍配」に似ていることから、その名がついたそうです。

 

昼顔越しに見える、鮫池が綺麗です。

 

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島自体が天然記念物なので、登り道の足場の舗装は最低限。

というか、ほぼ岩場です。

 

すぐ横には、小笠原諸島の固有種の花が咲いております。

(名前は忘れてしまいました…笑)

 

道のすぐ横に生えているので、うっかり掴みたくなります。

(足場が不安定だったので…)

 

折れたり、引っこ抜けてしまう事を防ぐため、しっかり岩場に手を置いて登ります。

 

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登り切ると、扇池が綺麗に見渡せます。

 

間近で見るのも綺麗でしたが、上から一望も、また美しいです。

 

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反対側には、小笠原諸島(父島)が見えます。

 

手前のボニンブルーの海がとっても綺麗です。

 

 

南島での滞在は2時間と決められています。

 

扇池でのシュノーケリングや、丘を登ったりしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

もう少し、景色を眺めながらボーっとしていたかった。笑

 

どこを見渡しても、絶景。

まさに、この世の楽園のような場所でした。

 

 

 

右矢印こちらに続きます