今どきは、電子音があちこちで鳴る。

 

朝の目覚ましの、ピッ、ピッ、ピッ、に始まって。

電子レンジに何か忘れていても、ピピッ、ピピッ。

加湿器の水がなくなっても、ピーッ、ピーッ。

体温を計っても、ピピピッ、ピピピッ。

 

ご飯が炊けたの、風呂が沸いたのと、いちいち、似たような音が鳴る。

最近では、なぜかTV画面からまで、電子音が鳴る。

やめてくれ、まぎらわしい。

年取った耳には、高周波音の出元の、方向がよくわからないのだ。

 

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日々、電子音に囲まれているような中で、慣れ過ぎてしまったのか、

この間、ピピピ、ピピピ、という小さな電子音が、聞こえてはいたのだが、

発生元を確認しないまま、何度か、無視してしまった。

また何か鳴ってる、くらいな感じだった。

 

何度目かで、さすがに、確認しようと、一回り見回して、ハッとした。

ガス・レンジの、3つ口コンロの1つに、鉄板を置いていて、

(正月の間、餅を焼いたり、孫が来たら、冷凍した唐揚げを解凍したり)、

そのスイッチを入れたまま、忘れていたのだ。

 

鉄板なのですぐ熱くなるため、コンロの過熱防止機能が働いて、

自動で消火され、電子音が鳴らされる、

スイッチは入ったままなので、温度が少し下がると、また点火される、

やがてまた消火機能が働く、を繰り返していたのだ。

 

かしこいガス・コンロのおかげで、火事になることはないとは言え、

自分の、ガスの切り忘れや、せっかく鳴っている電子音への反応の鈍さを、

本当に、おぞましく思った。

 

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天井に付けている火災警報器だと、心臓に悪いほどけたたましい音と同時に、

「別の部屋で、火事です、家事です」、と大きな音声で騒ぐ。

(家の中に感知器を、5か所くらいに付けていて、たとえば防虫スプレーでも、働くことがある。)

 

あそこまででなくてもいいが、もう少し、

発生元により音の種類を変えるとか、工夫してくれたら、いいんだが。

 

いや、自分が悪いんだが。