山口揚平さん、少し前に知って

「この人すごい」と感心したので、新刊も読んでみた。

 

濃い~~!!

以前読んだ本も濃かったけど↓

 

 

今回も、出し惜しみせず現状考えてることをすべて出し切りました!

かのような濃さ。

 

本作は、これからの世の中は3つの世界で成り立っていて、そこをどうサバイブしていくか、といったお話。

3つの世界とは、「シェアリズム」→地元とか町内会的な、ごく身近なコミュニティ。お金よりも「信用」「信頼」が通貨的な役割を果たす。昔からあるムラ的なイメージ。

 

「キャピタリズム」→資本主義社会、お金が通貨、つまりお金がすべてのような社会

 

「ヴァーチャリズム」→ネットワーク上の社会

 

みたいなこと。

高度成長期からこれまで、日本においてはお金第一、お金が多いこと=豊かなこと、

といった風潮があったけれど、

コロナ禍を経て、お金よりも時間の濃さのほうが重要なのではないか?何を所有しているか、よりも、誰とあってどんな風に時間を過ごすか、のほうが重要になってくるのではないか?と。

 

そして、いまはお金が通貨として使われているけれど、

将来的には「時間」が通貨として使われるのでは?とも。

 

なんだか話がどんどん概念的になっていって、

意識は1次元から7次元まである、とか、

考えたことのなかったレベルの話になるのだけれど、

あと10年くらいしたら一般常識になってくるのかな?

まあとにかく、

頭の体操になった本であった。