(一応ネタバレなし)

20代のころから「Sex And The City(セックス・アンド・ザ・シティ) 」の大ファン。

全シーズン見たし、(そういえば当初はVHSレンタル。時代!)

映画も劇場で見た!たしか2作とも会社の同僚女子5~6人と。

あの頃は全員独身で、自由で楽しかったなあ。

 

SATCは、

登場人物も物語の舞台も、みんなキラキラしてて無敵だった。

 

で。続編のシーズン1に続きシーズン2をやっと見た。

やっぱり好きだなあ~このシリーズ。

 

今回はミランダが良かった。

自身がレズビアンであることに目覚め、シーズン1では同性の恋人ができる。本作のシーズン2では、その恋人とのあれこれ(ごたごた?)、元家族との関係、これからのキャリアが描かれる。

惜しげもなく、ミランダは裸体も披露。なんというか、まあ、50代も半ばになるとそうだよね、という感じ。決して美しくはないけれど、そこが潔いし、私は共感が持てた。(キャリーは相変わらずスタイル抜群なので素敵だけど共感はできない)

本作ではミランダがみじめな境遇となっていき、見ているとこちらも悲しくなるほど。

 

しかし。

後半からはかつてのミランダが戻ってくる。ファッションも、ちょっとくたびれた感じから「ザ・キャリアウーマン」といった雰囲気が戻ってくる。ハーバード大学を首席で卒業、そうだったそうだった、やっぱり彼女は仕事なんだなあと思う。

 

20代のころって、女性には「主役感」がある。年を経て、そう思う。

しかし50代ともなると、

子育て、介護、夫のあれこれなど、誰かを支える脇役にまわることが増えるように思う。そういうもので、諦めるべきものだ、自分自身が輝く必要もない、と私も思っていた。

けれどこのドラマには、

何歳になっても、どこにいても、何をやっていても、

「人生の主役」になれるんだよ、キラキラしようとしていていいんだよ、というメッセージが感じられた。たとえ体がたるんでも(ミランダのように笑)、気に入った洋服が入らなくても(シャーロットがそんな役どころ)、生理が終わっても、恋愛でも仕事でも輝ける。自分の人生を精一杯生きてる。

 

かつて映画版SATCを一緒に見た同僚たちは、そろって子育て真っ最中。

みんなこのドラマ見てるかな。久々に語りたくなった。