3月25日の新聞に、大学入学共通テストで2025年から加わる新科目のテストの一部が掲載されていた。

 

 

我が家の現在9歳、4歳の子どもたちが解くことになるであろうテスト。どんなものか「歴史総合」を解いてみた。

 

この写真、冷戦時代のヨーロッパで撮影されたもので、「自由への跳躍」というタイトルがつけられている。この写真やその他地図をもとに出題されている。

 

 

 

 

この兵士はどちら側からどちら側に「跳躍」しているのか?

この時代の対立関係を示す世界地図は以下の4つのうちどれか?

 

ここでいう「自由」の意味と同じ解釈で「自由」という文言が使われていない資料を下記の4つの中から選べ、

 

といった問題が展開されているのだが。

 

む、むずかしい。

 

 

 

たとえばこれまでのセンター試験であれば、

単純に、「〇〇が起きたのは西暦何年か」とか、

「冷戦について次の選択肢の中から間違った記述がされているものを選べ」とか、

単体で問う問題もあったと思うのだが、

この試験では、そのような問題がない。

 

上記の質問も、

正解の組み合わせとして正しいものを選べ、といった聞き方になっている。

 

そして「自由」という文言の解釈を尋ねる質問も、日本語の読解力も問われ、歴史の知識も問われるという・・・

 

 

とにかく、問題文がどれも長い。

 

 

夫とともに取り組んだが「自由」の解釈に関する問題は、「これを18歳が解くのか」と、二人でうなってしまった。

 

 

 

 

いままでの、年号を覚えるとか、誰がどうした、何事件、という名称を覚えるのは当然のようにできているという前提で、深い知識が問われている。

 

 

部分点みたいなものが全然ないので、

これは。。。できる子とできない子の差が、これまで以上に広がるのではないだろうか。

問題文を理解すらできない生徒も、少なからずいると思う。

 

大学入試センターからのメッセージとしては、

「この程度はわからないと大学は受験しちゃだめ」ということなのだろうか。

 

 

新テストの英語のリスニング問題などもちょっと見ただけだが難解そうだ。

 

県内トップではない、ごく普通の県立・都立高校で学ぶだけでは絶対に太刀打ちできないよと明確に示されているようで、親としてはかなりあせってしまう出来事だった。