☘️美しい地球を旅するあなたへ💐
子供の頃夢中になった『ガラスの仮面』
大人になって文庫版で揃えて
頼まれても誰にも貸さなかった(笑)
ドラマ化された時はエキストラで参加😎
今またアニメでも見直すと
どこを切り取っても深く
全く色褪せていない。
音楽に情熱を持って取り組んだ
音大時代を思い出します。
さて、イタリアのオペラ王ヴェルディの
中期の傑作『リゴレット』は
人間のあらゆる欲を描いた悲劇。
第1幕では
領主マントヴァ公爵が
美女を物色するために開いた夜会で
チェプラーノ伯爵夫人を
堂々と口説いてしまいます。
領主マントヴァ公爵に仕えるリゴレットは
背中にコブのある道化師で🤡
権威を傘に伯爵や廷臣達に
理不尽な言葉や行いを投げかけます。
夜会では娘を弄ばれたと
モンテローネ伯爵が怒鳴り込みますが
マントヴァ公爵の手助けをするリゴレットは
"モンテローネが謀反を企てたのを知っている"
"騒ぎ立てれば大変な事になる"
などと、ない事で脅す始末。
マントヴァからチェプラーノ伯爵夫人を落とす
相談を受けたリゴレットは
"夫を殺してしまえばよい!"などと
暴言を吐いて
さすがの領主も冗談がすぎると嗜めます。
廷臣や伯爵たちから恨みを買っている彼
中でもモンテローネ伯爵は
リゴレットを逆恨みして呪いの言葉をかけます。
そのリゴレットの心中やいかに!?
なぜそんな生き方をするのか?
彼のアリアを聴いてみましょう🎧
薄暗い袋小路の果てに住むリゴレット
スパラフチーレは裏仕事をする殺し屋
ご用命はないか!?とやってきて
去った後に歌われるアリアです。
歌詞大意⤵︎(画像お借りしました)
字幕なしの現代版でもお聴き下さい🎧
こんな体にした自然、神を恨み
笑われる道化師にしかなれなかったと嘆き
自分に無い全てを持つ領主や廷臣をも妬み
非道徳は周りのせいだと言う。
しかし彼にも愛してやまない娘のジルダが居る。
闇に生きる彼の生き方考え方に
忍び寄る呪いの気。
皮肉にも最も愛する者に
その矛先が向こうとしています。
続きはまたの機会に
📕今日もお気をつけて豊かな週末を
ウツギ