ザァカイとキリスト

✝️美しい地球を旅するあなたへ💐


教育に携わって1番の悩みは


とんでもない発言や行動をする生徒への対応です。


人として捨ておけない発言や言動には


仁王の如く叱るのですが💢(笑)


話の通じない子達に関しては


見捨てたくもなります。


ただ、叱られる事でコミニケーションを取る

(構ってもらいたい)


生徒達もいて


半ば反応を試されているのです(笑)


疲れるけれど、不毛なやり取りも


時には必要かもしれません。


どう転ぼうと、叱って玉砕しようと、


"見ている"事は大切だと感じています。


☘️🍃☘️


合唱曲の作品の中で


なかにしあかねさんの曲は


いつも心洗われて意欲を掻き立てられます。


今日は星野富弘さんの詩による合唱曲集


『今日もひとつ』より


『いちじくの木の下』をご紹介します。


冒頭の絵画にもなっているのですが↑


聖書の中のお話で


ザァカイは悪どい取り立てをする役人


苦しむ民衆の元にやって来るキリスト、


そしてキリストを一目見ようと


イチジクの木に登るザァカイ。


キリストはそんなザァカイを見つけ


『すぐに降りてきなさい、

今日は泊まらせてもらえませんか?』


と話しかける。


民衆はよりにもよってザァカイの家に


泊まるとは!?と驚く。


ザァカイは自分を見捨てずに


声をかけてくれたキリストに感謝して


違法に取り立てた分を上乗せして返し


今後は心を入れ替えようと決心する。


『いちじくの木の下』
星野富弘 詩
なかにしあかね 作曲

和を感じる笙の音の様な美しい始まり、


キリストが呼ぶ『ザーカイ』の声は


遠い過去からの木霊みたいに時間差で響き


また今に戻り、主人公はいちじくの木の下へ


再び"ザァカイのように"と語られる部分は


思いを馳せるかの様にゆったりと歌い


美しい後奏で終わる。


あかねさんの曲は柔らかい雰囲気で


素朴で優美で心地よい。


あかねさんはピアノの達人でもあるので


伴奏も弾くのが嬉しくて堪らないくらい


何度弾いても奥深く新鮮みのある


ハマってしまう美しさなのです。


改めて、どんな生徒でも"見守る"大切さと


それにより全体が上手くいく(救われる)


不思議な聖書の物語に


あかねさんの愛に満ちた音楽を通して


学びを得た気がしました。


❤️今日もお気をつけて豊かな1日を🌳

梅が見頃