エリック・サティ

☔️美しい地球を旅するあなたへ音符


毎年やってくるのに忘れている梅雨の季節


昨日は突然のスコールに☔️


蒸し風呂の様な暑さ


身体も水を含んでかダル重い🥱


グレーの空と🩶ダル重さと


雨で彩られる花が咲き乱れる


ファンタジックワールドが同居すると


なぜか神秘的な気分になる。


この世界観で今日の曲を選んでみました。


フランス生まれのサティは


現代音楽の源と言われ


名門のパリ音楽院を


『退屈すぎる』と


中退した事でも有名な作曲家です。


今日は『グノシエンヌ』第1番


1889年のパリ万博で


ルーマニアの民族舞踏を見たり


民族の合唱を聴いたり


バリ島のガムラン音楽を聴たりして


閃いた音楽だそうです。


民族の名前、ギリシャの島の名前、


サティの造語、など


諸説ある題名ですが


規則的な伴奏に乗せて歌われていく


呪文の様な不思議な曲です。

🎼冒頭の楽譜

曲の雰囲気にぴったりな演出ですね。


楽譜の通り小節線もなく拍もなく


延々と繰り返される目の前の世界は


実は幻だったのではないか!?と


世界の狭間で意識が迷う様な音楽。


決められた時間の中での芸術


という概念から自由になったサティ。


そして、妙な注意書きが楽譜に書き込まれていて


『質問』とか

『思考の片隅で』とか

『自分を頼りに』とか


?????


どう感じて表現するかは


演奏者次第の自由な世界。


続いてプーランクが編曲した


オーケストラバージョン音譜

クラッシックでは飽き足らず


世界中の音楽からインスピレーションを


受けたサティならではの音楽。


全てがボーダーレスな彼は常に自由で


結婚もせず、ジャンルにも拘らず


奔放な一生を送ったのです。


書いている内に、聴いている内に


梅雨の気怠さも幻になった様です😆


🐌今日もお気をつけて豊かなI日を🌹

天人菊