☔️美しい地球を旅するあなたへ💐


雨の日もまた楽し、


お1日は恒例のお掃除でお清め


下半期の始まりなので目標をメモ


お花も生け直しました。


💐💐💐


モーツァルトのオペラ


『ドン・ジョバンニ』をご紹介中ですが


休日は少し寄り道して


このお話の元になった『ドン・ファン』


の物語を描写した交響詩をご紹介します。


交響詩と言えばリヒャルト・シュトラウス

(1864〜1949)
この方は名指揮者でもあり

ロマン派最後の最高の作曲家でもあります。

敬愛する名指揮者のカール・ベームは
(1894〜1981)
彼の愛弟子でもあるのです。

リヒャルト・シュトラウスの後半生は

ナチスの柵でご苦労されましたが

前半生の意気揚々とした作品群は

今でも人気が高く、よく演奏されます。

私の1番のお気に入りはこの曲↓

モーツァルトのジョバンニはイタリア語です。
(同じ作品です)
昨日も書きましたが

世の中の柵で自身の望みすら

忘れてしまうくらいなのに

自由気ままにやりたい放題のこの主人公は

芸術家たちの、ある種憧れでもありました。

あり得ない夢の世界
(夢と言うには内容がとんでもないが、)

しかし度が過ぎた好色放蕩男のドン・ファン


元のお話では名門貴族の娘を襲おうとして


その父親を殺害


後日墓場で殺した父親の石像を見つけ


ふざけてパーティーに招待


本当にやってきた幽霊の石像に


地獄に引きずり込まれる物語。

物語通りという訳ではなく


断片を描写しています。


冒頭の圧倒的な自信に満ちた雰囲気


そして何度も繰り返す内に


ふと暗い雰囲気が過ぎる。


束の間の満足感で恍惚とする彼と


襲ってくる虚しさ。


それでも何が悪い!と突き進む。


再び虚しさと満足感を繰り返しながら


光り輝く世界へと進む様に思うが

(冒頭と同じメロディ〜)

狂った世界は破滅へと進んで行く。


死ぬ瞬間まで自分を貫いたドン・ファン


ぴたりと音が絶え


あっさりと死が訪れる。


ドラマチックですね。


まだシュトラウスが幸せいっぱいだった


駆け出しの作曲家だった頃の作品。


極端な物語ながら


聴く側によって如何様にも学びのある


物語と交響詩。


ただ作品として楽しむのも一興🎧


☘️今日もお気をつけて豊かな休日を☕️