🪷美しい地球を旅するあなたへ🌻


夏の気配が近づく雨や雷


色とりどりの花たちに


妖精の気配を感じる美しい場所。


ハイネの詩に出て来る囁く花たちは


果たして妖精なのだろうか!?


『詩人の恋』より第12曲


『光輝く夏の朝』


12. Am leuchtenden Sommermorgen

Am leuchtenden Sommermorgen
Geh’ ich im Garten herum.
Es flüstern und sprechen die Blumen,
Ich aber wandle stumm.

光輝く夏の朝
僕は庭を歩き回る
花々がささやき、話しかける
でも僕は口を開かず歩くのだ

Es flüstern und sprechen die Blumen,
Und schaun mitleidig mich an;
“Sei unsrer Schwester nicht böse,
 Du trauriger,blasser Mann!”

花々がささやき、話しかける
そして僕を気の毒そうに見つめて言う
「わたしたちのお姉さんを悪く思わないで
悲しげで、青ざめたあなた!」

この世のものとは思えない


美しい和音が空間に漂う。


ピアノ伴奏できらりと光が射す音が


絶妙で鳥肌が立つ。


2度も花々の囁きを聞いた主人公。


恋人恋しさに幻聴が聞こえてきたのか⁉️


恨みきれない自分と


諦めきれない心の現れが


彼女になぞらえていた自然の美しさの


声となって囁いたのかもしれない。


こんな気持ちの僕を知って欲しい


諦めたくなかった


そして恨みたくないのに


心は言うことを聞かない。


そんなアンバランスを感じる。


今現実と夢の狭間にいる彼の


世界観が魅力的な和音で奏でられ


次々と彩りを変えてゆく。


続きはまたの機会に


🌻今日もお気をつけて豊かな1日を🧚

スモークツリー(白熊の木)