陰口はそよ風のように

🌹美しい地球を旅するあなたへ🌄

ロジーナとリンドーロ（伯爵の偽名）が

恋心を募らせる中

財産を狙う後見人のバルトロ医師と

協力者で音楽教師のバジリオはどう出るか❗️

ロッシーニらしさ満載の曲調で

悪口はこんな風に広がるぞ！と

バジリオが歌うアリアです。

『陰口はそよ風のように』

陰口はそよ風のよう
とても穏やかなそよ風のようなのです
感じられないほど　弱々しく
かすかに　優しく
ひそひそと始まります

そっとそっと、地面すれすれに
小声で話しながら
動き出し　ぐるぐる回って
人々の耳に
じょうずに　忍び込みます
そして　頭と脳を
くらくらさせ　悩ませます

口から外に出ると
騒ぎは大きくなって
少しずつ　強さを増して行き
もういたるところを飛び回ります
雷や嵐のようになって
森の内部に入って
口笛を吹きながら　文句をつぶやきながら
あなたを恐怖で凍らせます

ついに　溢れて、破裂して
広まって、倍増して
そして　爆発を生みだします
大砲の一撃のようになり
地震が　嵐が
あらゆる暴動が
大気をとどろかせます

そして　陰口をたたかれた哀れな男は
自信を失い　傷つき
鞭打ちの刑にさらされ
偉大な運命のなかで死んでいきます
ああ！どうでしょうか？

リンドーロがロジーナを

追って来た事を知った

バルトロ医師と音楽教師の悪巧み。

悪口で相手を街から追い出そうと

歌われるアリアですが

ザ・ロッシーニと言える

賑やかな曲調に歌詞の陰湿さは感じない程。

さて、バルトロ医師はリンドーロへの牽制に

ロジーナと結婚を急ごうと考えます。

それを聞いたフィガロはロジーナに伝え

ロジーナに手紙を書いてはどうかと

提案しますが、、、

続きはまたの機会に

💌今日もお気をつけて豊かな週末を🎍

そよ風のイメージ