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シュトベルクの美しい詩にシューベルトが
書き上げた『水の上で歌う』は
(1823年シューベルト26歳)
以前にもご紹介した夕暮れの舟遊びの歌です。
自然の見せてくれる宝物
川面の揺れる水に夕陽が踊りきらめく。
木立の間から夕陽が微笑み
木立の下で葦がそよぎ心安らぐ。
いつか夕陽のきらめきでここを去るのだと
夢の様に歌われる儚げな歌を
リストはピアノソロにアレンジします。
降り注ぐ光を右手が絶え間なく奏で
左手でメロディが力強く歌われる。
風にゆらゆらと生き物の様に揺らぐ水面は
やがて激情を呼び起こし
華々しい水面の物語は
ドラマチックに幕を閉じます。
歌曲の要素は残しつつ密度の濃い
晩年のリストの新境地の作品でした。
🐏今日もお気をつけて豊かな1日を