左 赤の広場 右 クレムリン宮殿
🔔美しい地球を旅するあなたへ🌍
1873年生まれのラフマニノフは
ロシアのノヴゴロド生まれ。
自然に囲まれて育ち
やがてペテルスブルクに移住。
意外にもお勉強は今一つで全ての教科で
落第した事もあるけど
音楽の才能に恵まれ、
ピアノを厳格なスヴェーレフに指示。
モスクワ音楽院で作曲を学び
飛び級で優秀な成績を収め
後にチャイコフスキーにも才能を認められ
目をかけられます。
今日はラフマニノフがピアニストとして
一世を風靡した有名なプレリュード
前奏曲 作品3-2 『鐘』をご紹介。
手動で鳴らされるロシア正教会の鐘は
旅の楽しみとも言われ、ラフマニノフは
鐘の音を🔔よく曲に取り入れています。
まずはクレムリンの鐘の音を聴いてみて下さい。
この鐘の音にインスピレーションを受け
作曲された前奏曲作品3-2『鐘』は
モスクワ音楽院卒業の年1892年の作品。
『モスクワの鐘』としても親しまれています。
ラーソ♯ード♯ー🔔
の印象的なモチーフが曲を通して登場
同時に遠くでこだまする様に繰り返される
合いの手はどこか重苦しく影がある。
やがて鐘に呼び覚まされた内面が
浮かび上がり感情が溢れ出し
再び大音量で幾重にも鐘が鳴り響き
闇に沈み込み離れてもなお
残響の様に頭の中に蘇る音の断片が
遠ざかって消えていく。
電気博覧会で初めて披露されたこの曲は
大絶賛され彼の代表作となりました。
順風満帆な作曲家デビューでしたが、、
この後挫折が待ち受けています。
ラフマニノフのお話と
鐘にインスピレーションを受けた
他の作品についてはまたの機会に。
🛕今日もお気をつけて豊かな1日を🔔
サンクトペテルブルク 血の上の救世主教会