🧚‍♀️美しい地球を旅するあなたへ🧚‍♂️


『ファウスト』の中で


年老いた男が悪魔に魂を売って


若さを手に入れ人生をやり直す。


16歳のメンデルスゾーンは


この作品を読んで想像の翼を広げている。


オクテット(弦楽八重奏曲)の


第3楽章のスケルツォは、日記によると

ファウストの幕間劇から着想されている。

「流れる雲と霧のベールが
上の方から晴れていく。
木の葉にそよ風、葦に風、
そして全ては散り失せた。」

自然の騒めきとも言えようか

今の時期に聞くと

大風とひぐらしの大合唱にも聴こえてくる😄

スケルツォ、といのは


面白おかしく遊んでいるのだ。


作曲家それぞれのユーモアや


ファンタジーが詰まっている。


かすれる様な騒がしい音色で


自然のエネルギーがぶつかり合う。


珍しいサウンドに


目に見えない世界をも想像する。


弱く跳ねる様に!という表示から


翌年に書かれた『真夏の夜の夢』序曲


に似たイメージが思い浮かぶ。


姉のファニーは日記で


〜『妖精の世界に近づいて

今にも空を飛べそうな気がしてくる』〜


と記している。


少年メンデルスゾーンの


瑞々しいファンタジーを感じる楽章でした。


🧚‍♂️今週もお気をつけて豊かな1週間を💝