おしろい(香箱)箱と思われる時代の遡る蒔絵作品です。

◆ご覧の様にけっして状態の良いものではありませんが上蓋には親子と思われる女性が描かれ。前を歩く子供の手には何かをさげています。母親と思われる女性の横には秋の花が描かれれいる。また奥の風景には竹垣と門が描かれ。その奥には老松が描かれている。

⬇︎ ◆鳥居⛩の描かれている両サイドには2人女性が「羽子板=羽根突き」をする場面が描かれて正月を表しているのであろうか? 手前には百合ないし桔梗の様なものが描かれている。

⬇︎バックには<梅の木>が描かれ2月頃=春を表しているとも思われる。

◆羽根突きをしている背後には人形師が茣蓙の上に座り<人形>で演じている」とおもわれる。

⬇︎ ◆下の図は線香花火を楽しむ女性とそれを観る子供が描かれている

___時代は私的には江戸前期〜中期頃とみるが更に遡るものかもしれない。売り物ではないものとしても画像でも楽しめる1点と思い初回して見ました。