ショッキングな事件 | 私がカルトにはまった理由

    前回に引き続き、説得者塩田さん(仮名)とのやりとり、堕落論の間違いについてアップする予定でしたが・・・

    あまりにもショックな事件が報道されましたので、事件について、私の思いをアップします。

     

    ショックな事件は下矢印

    (引用部分タイトル以外青太小文字

    娘をプレハブ小屋に16年監禁…両親を逮捕

    娘をプレハブ小屋に16年監禁…両親を逮捕

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    大阪の寝屋川市で、33歳の長女の遺体を自宅に放置したとして両親が逮捕された。長女はプレハブ小屋におよそ16年監禁されていて、見つかった時の体重はわずか19キロだった。

        ◇

    大阪府寝屋川市の民家。この家の長女、柿元愛里さん(33)が死亡した。死体遺棄の疑いで逮捕されたのは愛里さんの両親、会社員の柿元泰孝容疑者(55)と妻の由加里容疑者(53)だった。

     

    警察によると、愛里さんは敷地内に設置された広さ2畳ほどのプレハブに監禁されていたという。中には簡易トイレや監視カメラが設置されており、扉は外側から施錠されていた。また、プレハブの外にはタンクが置かれ、室内に通されたチューブで水が飲めるようになっていたという。

     

    長女を監禁した理由について、母の由加里容疑者は「16歳~17歳の頃から娘には精神疾患があり、暴れるようになったのでプレハブで監禁するようになった」と供述。

     

    警察によると、由加里容疑者らが愛里さんに与えていた食事は、最近では1日に1回だけ。司法解剖の結果、死因は凍死で栄養失調の状態にもなっていたという。また、死亡当時、身長145センチの愛里さんの体重は、わずか19キロしかなかった。

     

    およそ16年にも及んだとみられる両親による長女の監禁。近所に住む人は――

    近所の住民「(一家を)見かけることはないと思う。見かけるったって、知らないから、いるのを。あそこ人が住んでるなんて最近は思っていない」

     

    警察によると、今月18日午前1時頃、父の泰孝容疑者が愛里さんの寝顔を確認し、午前8時半過ぎに再び見た時には息をしていなかったという。そのことを由加里容疑者に伝えると――

    由加里容疑者「119番通報したら娘が自分の元から離れるので寂しい。届けるのをもう少し待って欲しい」

    そして5日後の23日、夫婦で警察に自首し、遺体を室内に放置したとして死体遺棄の疑いで逮捕された。警察は死亡した経緯などについて詳しく調べている。

    http://news.livedoor.com/article/detail/14083225/

     

     

    16年間2畳程のプレハブ小屋に監禁・・・

    何ともおぞましい事件です。しかも、監禁したのは実の両親です。

    最初、この事件を知ったのは、facebookの投稿からでした。

    あまりの内容に、認識拒否状態で感情が湧きませんでした。

    認識してから、悲しい思いになりました。

     

    そして、思い出したのは12年間の後藤さん監禁事件・・・

    拉致監禁脱会説得(保護説得)を容認する方々、脱会説得者を崇拝する方々から「一緒にするな!怒り」と怒られそうですが・・・

    一緒にします。

    同じことですから・・・。

     

    後藤さんはマンションに監禁されてました。一人ではなく、家族が一緒でした。後藤さんが3度の断食をする前は、食事は普通に与えられてました。

    3度目の断食後、厳しい食事制裁が1年半位ありましたが、3食与えられてました。後藤さん解放時、かなりガリガリにやせ細ってましたが、今回事件の被害者愛里さんのBMI9に比べたらかなりましでした。

     

    後藤さんの家族は、後藤さんの統一教会へのマインドコントロールが解けるよう12年も自分の時間を犠牲にして付き合った・・・精神疾患で暴れているからといって、2畳のプレハブ小屋に一人監禁していた両親と一緒にするものではない!という声は聞こえてきそうですが・・・・

    再度言います!一緒です!

     

    後藤さんの家族が、後藤さんが悪なるカルト統一教会から脱会するために12年監禁したことを家族の愛情と言う方々・・・

    愛里さんを16年間監禁したご両親は愛情なかったと言い切れますか?

     

    子ども・家族が統一教会に入信した人の苦しみを考えろ!統一教会に入信して親や家族を苦しめた上に批難する言葉を発するのは酷い!と言う方々・・・精神疾患で暴れる子どもを監禁して命を奪ってしまった事実をどう考えますか?

     

    後藤さんの命は守られました。

    ガリガリにやせ細った体で2月の寒空の中、無一文で放り出されても、幸いかなりの衣服を着て着ぶくれ状態でしたので、凍死することなく、何とか荻窪から渋谷(10キロ位)の統一教会松濤本部教会まで辿り着けました。

     

    もし・・・・放り出された日が雪が降っていたら・・・雨が降っていたら・・・監禁場所から渋谷の松濤本部が15キロだったら・・・

    放り出された日が数か月後、1年後だったら・・・

    途中で後藤さんが気力をなくし、松濤本部に行くのを諦めていたら・・・・

    監禁が更に長引いたら・・・

    命は失われていました。

     

    統一教会(カルト教団)からの脱会説得のための拉致監禁は、命を奪う恐れのある危険な行為です。

    容認した方々、家族の愛情と言った方々・・・そのあたりをきちんと総括して欲しいと思います。

     

     

    人は、環境と立場と理由、大義名分が整えば、どこまでも残酷になれます。

    歴史と心理学の実験がそれを証明しています。

     

    https://ja.wikipedia.org/wiki/Es_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

     

     

     

    最後に・・・亡くなられた柿元愛里さんのご冥福を心よりお祈り致します。

     

    今度、生まれてきたら・・・

    広い空の下、走り回ってね。いっぱい笑ってね。

    行きたい所に行ってね。

    夢をかなえてね。