1.マインドコントロールは日常にある

 

「マインドコントロール」という言葉が世間に認知され、使われはじめたのは山崎浩子さんの統一教会脱会記者会見からでしょう。

それまでは、「マインドコントロール」という言葉を聞くことはなかったです。

「マインドコントロール」という言葉が認知され始めてから、統一教会反対派と脱会者は二言目には口にするようになりました。

 

でも、「マインドコントロール」って何?と聞くと、殆どの人が答えられないです。

笑えないこんな話しもあります。

下矢印

 

オセロの中島さんが占い師にマインドコントロールされていたという騒動中、某テレビ局の某番組スタッフがマインドコントロールに異を唱える人に夜中に電話でコメントをとろうとしたらしいです。

夜中の電話にも関わらず、エリートの性で上から目線の非常識な物の聞き方をしたのでしょう。

 

電話を受けた人は超ムカムカしながら逆に質問したそうです。

「マインドコントロールとは何ぞや?」と・・・・

そしたら、そのスタッフ全く答えられなかったとか・・・・

そこで、電話をとった人は烈火の如く怒鳴ったとか・・・

(多少脚色あり)

 

そんなものです。

 

 

マインドコントロールという大層な言葉を使っているので、何やらカルト入信させる特殊な心理的操作みたいなものに感じますが、マインドコントロールは日常に転がってます。

(正しい、間違っているは抜きにして)もしかして常識的にとらえている以下のことは、マインドコントロールと言えないでしょうか?(思いつくまま書きますので、関連性はありません。)

 

・高偏差値高校、大学を卒業した人は頭がいい。

・一流企業に就職した人は優秀。

・専門家の意見は正しい。

・インフルエンザワクチンはインフルエンザの重篤化を予防する。

・ワクチンは接種すべき。親が子どもにワクチンを接種させないのは虐待(医療ネグレクト)だ。

・フッ素は虫歯を予防する。

・児童相談所は子どもを守る機関だ。

・児童相談所が虐待から子どもを守れないのは、児童相談所に権限がないからだ。親権が強すぎるからだ。

・うつ病は医療機関を受診し、抗うつ剤を服用すべきだ。

・統合失調症(旧・精神分裂病)は治癒しない。ずっと薬を服用し続けないといけない。

・心療内科医、精神科医は心の問題に詳しい。

・犯罪を犯した人が「精神科受診歴があった」と報道されると、精神疾患のせいで犯罪を犯したと関連づける。

・発達障害の子どもが増えている。発達障害を早期に発見し、治療を開始した方が後の生きづらさは改善する。

・認知症は早期に発見して、抗認知症薬を服用しはじめると認知症の進行を遅らせる。

・癌は早期発見・早期治療すれば治癒する。そのために、癌検診は受けるべき。

・カルト信者はマインドコントロールをされていて、自分の頭で考えられない。マインドコントロールを解くためには、家族の愛情と教会から離れて自分の頭で考えられる環境が必要。

・拉致監禁(保護説得)は家族の愛情。

・キリスト教は愛の宗教。

etcetcetc

 

(追記)

kokoro氏の思い込み

http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-872.html

 

 

 

2.宗教渡り鳥

 

宗教渡り鳥の件は、米本さんのブログ「火の粉を払え」にもとりあげられてました。

http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-883.html

 

統一教会脱会後、渡っていく宗教で圧倒的に多いのがキリスト教でしょう。

宗教でなくても、反対活動、マルチも同じようなものです。

 

統一教会脱会した後、マインドコントロールされていたから間違った統一原理を信じてしまった、反社会的活動をしてしまったで終わりにしたら、結局、何で自分が信じてしまって反社会的活動したのかがわからないままです。

 

わからなくても、二度とそういう活動に足を踏み入れない人の方が多いのでしょう。

しかし、自分が変わってないと、結局統一教会と同じような世界を無自覚のまま求めて、他の宗教やマルチや反対活動に関わってしまうのです。

 

前々記事に書いたように、一定の時期、反対活動に関わるのは精神安定のため必要なこともあるでしょう。

だけど、反対活動は結局は頭が変わっただけで思考は統一教会員のままなのです。

元信者が多くいるキリスト教会(拉致監禁説得を行っている教会)は、統一教会員の雰囲気ほぼそのままです。

 

一番笑えたのは(ホントは笑いごとではないのだけど)、統一教会信者からクリスチャンになった人の言葉で・・・(その方は、牧師になるべく神学校まで行きました。)

「クリスチャンにならなければ、なんのために統一教会に入ったのかわからないじゃない。」・・・・・

 

その人が所属していた教会は拉致監禁脱会説得を開始した所で、そこで脱会説得を受けた人は殆どクリスチャンになるようです。

だから、そこはそういう考えを持っている人が多いようですが・・・

 

 

クリスチャンになるための統一教会員としての活動だったら・・・

統一教会で行っていた反社会的活動もクリスチャンになるための準備だったということで・・・・

原理のメシヤのための基台と同じようなものだし、正体隠し伝道や霊感商法は救いのためのものという統一教会の考えと通じるものがあるし・・・変なのと思いました。

 

私はクリスチャンになるどころかキリスト教はカルトと思うくらい嫌いになりましたが、たとえクリスチャンになったとしても、統一教会に入ったのはクリスチャンになるためという発想にはどう頑張ってもなりません。

 

 

宗教も活動も自由ですから、人に迷惑をかけない限り、自由です。

統一教会を脱会した後、他宗教を信仰するのは自由です。

 

だけどですね・・・・

後で騙された~とまた同じようにほざくのでは、人としてあまりにも成長してないのではないかと思ってしまいます。

(私も別の意味で成長してませんので、人のことは言えませんが・・・)