1.「私は謝罪したい」について

 

米本さんのブログ「火の粉を払え」http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-883.html

反省する元信・反省しない元信(下)-宗教渡り鳥

に衝撃的なブログ記事が紹介されてました。

 

http://naibukaikaku.blog.fc2.com/blog-entry-56.html

「私は謝罪したい」

 

読んで頭をガーンとハンマーで殴られたような気持ちでした。

私は・・・このブロガーさんのように・・・自分が本当に悪かったと思ってないということに気づきました。申し訳ない

 

献身者ではなかったので、霊感商法には携わってないです。

偽募金活動もしてないです。

大金を韓国に運び込んだこともないです。

マスコミや反対派に嫌がらせも電話もかけてないです。

青年部信者もやっていたオレオレ詐欺の走りみたいなこともしてないです。

 

しかし、正体隠し伝道は始終してました。

珍味売りはしました。(マイクロには乗ってませんが)

宝石展(CB)、アート展、着物展(JD)には友人やゲストを誘い、数人に商品を購入させました。(統一教会活動の一環でやっているとは言ってません。)

高麗人参茶も数人に購入させてしまいました。

統一教会の資金になることを伏せて、嘘をついて銀行から借り入れもしました。

 

法的な詐欺罪にあたるかどうかはともかくとして、本来の目的を一切言ってなかったわけですから、多くの人を騙しまくっていたわけです。

それを真の意味で自覚していたら、本当に申し訳なくて申し訳なくて、世間様に顔向けできないのですが・・・

そこまでの罪悪感はないです。

 

それは私の中にまだ、「原理を信じていたから、それが救いの行為だと思っていたから、仕方ない。」という言い訳があるからだと思います。

 

誤解しないで欲しいのは、元信者は罪悪感を抱えて世間様に申し訳ないという気持ちを常に持ってなければならないと言っているわけではありません。(そこまでいったら社会生活が営まれなくなります。)

しかし・・・マインドコントロールされた、教会やアベルの指示でやらされた自分は被害者と言う前に、自分も人を騙した加害者であり、世間様に謝罪しなければならないということは忘れてはならないと思います。

 

エラソーなことを言いながら、真の意味でそういう自覚をしてなかったということを気づかされ、頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けたというわけです。

 

 

2.自分を振り返るのと、被害を訴えるのは違う

 

米本さんのブログ「火の粉を払え」で下記のコメントがありました。

(引用部分は青字

 

不快感情は他者のせいではなく、自分が選択していると頭で理論はわかっていても、他責感が否めない事が多々あります。そして特定の人間に対して恨みが残っている部分もあります。

 

http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-883.html

深く考えさせられるブログですね

在米歴15年さんコメント

 

注:2つのコメントを引用してましたが、1つはコメントした方と私の解釈に相違があったため、削除させていただきました。

そのため、この後の文章の内容と若干つながらなくなります。

 

 

自分を振り返り、マインドコントロールされたのでなく、自分に選択する理由があって統一教会信者となり、活動をしたと総括するのと、被害や苦情を訴えるのを同じ土俵で考えてはいけません。

 

自分で選んだこととはいえ、特定の人に対して恨みが残ったり、他責感が出るのは当然です。だって・・・その特定の人はそれだけのことをその人に対してしたのですから・・・。

 

統一教会信者をAさんとしますと・・・

Aさんが自分で選択して統一教会に入信したとしても、Aさんに霊感商法や物売り、正体隠し伝道、銀行借り入れ、高額献金を指示するのは許されません。

 

Aさんが祝福を希望して、相手は誰でもいい、海外の人でもいいと言っても、韓国の「飲む・買う・打つ」の男性を祝福相手としてあてがい、韓国に渡って家庭を持った後、教会として何もフォローしないのは無責任の極みとして責められるべきです。

 

Aさんが統一教会に入信して家族を心配させていたとしても・・・拉致監禁して脱会させようとするのは、ダメです。

 

拉致監禁される原因がAさんにあったとしても、教会に戻ったAさんの心理的フォローどころか接触を避けようとするアベルは、冷たいと言われても仕方ないでしょう。

 

一般社会にあてはめるとこういうこと下矢印ではないでしょうか。

いくらいじめられる原因があるといっても、いじめてはいけません。

いくら挑発する格好をしていたとはいえ、強姦(合意なき性的行為)をしてはいけません。

金品が無造作に放り出されていたとはいえ、それを盗んではいけません。

どんなに酷いことを日常的に言われ、されていたとしても殺してはいけません。

 

 

被害を受ける原因があったとしても、それに付け込んで「被害を受けるのはそれ相応のことがあったのだから。」とそれで加害者の行為が免除されるわけではありません。

被害者が被害を受けたのは被害者自身にに原因があったからと、被害を訴えるのはやめよと言うのは違うでしょう。

 

苦情を言いながらの謝罪も、自分が選択したと思っていながら、他者を責めたり恨んだりするのは、当然ながらありです。

 

 

世の中には、都合良く、一方方向に謝罪させたり、被害や苦情を訴えさせる(他方の謝罪や被害・苦情の訴えは受け付けない)人達がいますからね・・・・

騙されないようにしましょう。