こんにちは(^O^)/
ななくに歯科サポートスタッフの常盤です!
私は、最近 『道徳』 についてよく考えるようになりました。
何故かというと、社会で通用しているマナーや常識っていうものは、
海を越えると違うんだなっていうことに気付いたからです。
最近その答えになりえるのではないかと思える考え方を学びました。
それは、
『道徳をめぐる考察は孤独な作業などではなく、
社会全体で取り組むべき試みなのである。
それには対話者―友人、隣人、同僚、同郷の市民など―
が必要になる。』
ということ。
つまり、道徳的な観念は一人で作り上げていくものじゃなくて、
周りにいるみんなで作り上げていくことなんだ。
といえると思います。
同時に、
みんなの気持ちが善いものなら
素晴らしいコミュニティが築けるということです。
世界中に存在する道徳・倫理観は様々で、それぞれいろいろな特徴があります。
功利主義で言うところの最大幸福の追求原理や
アリストテレスの目的論的思考などです。
この辺りは正直よくわからなかったりします 笑
有名なところでいうと、カントなどが本を書いていたりしますよね。
『純粋理性批判』など・・・
それらの中で、私がより納得できたというか、良い考え方だなと思えるものがありました。
アラスデア・マッキンタイアさん曰く
『人生を生きるのは、
ある程度まとまりと首尾一貫性を指向する
探求の物語を演じることだ。』
『私の人生の物語はつねに、
私のアイデンティティの源であるコミュニティの物語の中に
埋め込まれているからだ。
私は過去を持って生まれる。
だから、
個人主義の流儀で自己をその過去から切り離そうとするのは、
自分の現在の関係をゆがめることだ。』
現在、個別自由主義的な考え方をする人が多いと思います。
例えば、
何世代か前に自国民が犯した罪は、
「自分には関係ないから」
謝罪しなくてもいい。
賠償金も払わない。
などと考える方がいます。
道徳においては、
この考え方を100%間違っていると言い切ることはできませんが、
私はそれはおかしいのではないかと思います。
そしてまた、このような問題について考えるとき、
「自分は先人たちの過去に犯した過ちを
償う必要があるのではないか。」などと思うのは、
『自分は、日本という国の物語の一部に組み込まれているんだ。』
というように考えたら、少し納得できるように思います。
そして、私は今、ななくに歯科という物語の一部にいます。
ななくに歯科をこれからも良くするためにも
ドクターの方々、スタッフ全員で
より良いななくに歯科を作り上げるために、
みんなで共有するななくに歯科の理想像を
実現できたらな
と思います。
―参考文献―
マイケル・サンデル著 ・鬼澤忍 訳 (2010)
『これからの「正義」の話をしよう 今を生き延びるための哲学』 早川書房