こんにちわニコニコ

 

 

現在第二子、第三子妊娠中、30w6d

 

 

少しの間

不妊治療の記録を

忘れないようにつづってます。

 

 

 

過去の記事

 

 

 

 つづきです↓



初めての顕微授精で

見事陽性。

 

その後BT21の診察で

子宮外妊娠であることが告げられました。

 

 

 

 

大きな病院に移動し入院することになりました。

 

実はこの病院

当時の家から徒歩5分。

 

 

 

 

すぐに旦那に来てもらいました。

 

旦那の到着をまって

詳しく説明しますと。

 

 

 

 

 

担当の先生はすごくキレイな女医さんでしたキラキラ

 

 

 

 

 

 

到着した旦那も

ただごとではない雰囲気を瞬時に読み取り

面白い顔 真面目な顔になっていました。

 

 

 

まだあっけらかんとしていた私。

 

 

女医さんの説明を聞くうちに

だんだん

下の方へ下の方へと

気持ちが沈められて行きました。

 

 

 

 

この子は

産めないんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

外に出す手術をしないといけないんだ。

 

 

 

 

やっと理解できた時

涙を堪えきれませんでした。

 

 

病院側が気を利かせてくれて

旦那と2人きりにしてくれました。

 

私は旦那にもたれて

声を出してただ泣きました。

 

 

 

 

 

 

さっきまで希望を持っていた自分が

情けなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は子宮外妊娠の中でも

頸管妊娠でした。

 

これは

1,000~95,000妊娠に1人の割合で起こるという

ごくごくご~~~~く稀な例だそう。

 

 

何その率の幅。

もはや範囲を適当に言ってんのか!?

 

 

 

 

 

初めての顕微授精で

とんでもないものを

引き当ててしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

子宮外妊娠。

 

 

 

本当に残酷です。

 

 

 

 

 

 

天から一気に突き落とされた感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

職場への報告も

『あの、私、妊娠したんですが…』

 

『うそ! おめでとう! 良かったやん』

 

『子宮外妊娠だったので、入院して摘出手術になります』

 

『マジ…それはえらいこっちゃ』

 

 

絵に描いたような

上下反応でした。

お見事。

 

 

 

 

 

治療はとりあえず薬物治療。

数日様子を見て

HCGの数値が下がらなければ

外科的手術になるとのことです。

 

 

 

 

 

 

たまたま入院日が金曜日で

週末に入るので

月曜日に薬の効果を見ましょうということに。

 

 

 

 

 

子宮外妊娠といっても無症状で

体はいつもと何も変わりません。

 

つまり元気なのです。

 

 

 

 

ベッドで普通に本読んだり

DVD見たりして過ごしました。

 

 

 

でも

本当に辛かったです。

 

 

 

 

何がって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病室が産科なんです。

 

 

 

 

 

 

前のベッドの人は

私が入院したその日か次の日に

赤ちゃんを産んでます。

 

その病院では産声をどこかに録音して

お母さんに渡してくれてるのですが

その会話のやり取りを聞くと

私にとってはそれが

なんとも言えない…

 

 どう表現したらいいのやら…




 


 

右斜め前のベッドの人は

数日前に帝王切開で産んでるみたいで

 

夜中も授乳のために

大音量の目覚ましをかけているのです。

 

またその目覚ましでなかなか起きない。

 

傷が痛いと嘆くセリフさえも

私には羨ましく思えました。

 

 

 

 いろんなとこから

赤ちゃんの泣き声。




拷問以外のなにものでもなかった。



 

 

 

 

 

とにかく涙が止まらなかった。

 

 

 

なんで私はダメだったのか‥‥

 

 

 

 

同室の人たちはなんにも悪くないんです。

 

 

ただなんで同じ病室にすんねん。

 

 

 

 

 

私は最後まで

カーテンを頑なに閉めて

1ミリも開けたくなかった。

 

 

私の物音も出したくなかった。

 

 

私がここにいるってことすら

知られたくなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

本当に辛かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな思いとは裏腹に

入院4日目か5日目

赤ちゃん

出てきた。

 

 

 

 

 

トイレに大きな塊でてきた。

 

 

 

私はチラッとみて

これか

と思っただけで

 

無表情にトイレのレバーを引いた。

 

 

それが私にできる

心の防御だった。

 

 

 

 

 

無表情でいること。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この数日の間、

家族たちも

心配で毎日のように駆け付けてくれました。

 

そんな時は

ムリに明るくふるまっている方がラクで

ずっと笑って話していました。

 

 

 

 

 

ただ1人になると

その分「無」になることで

バランスを取っていたのかも知れません、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤ちゃんが出た日、

女医さんに内診してもらいました。

 

 

 

こう言ってくれました。

 

『外科的手術となると

いくらか母体にも負担がかかります。

 

赤ちゃん、最後に親孝行してくれたんですね。

 

お母さんに痛みも与えずに

おりこうさんに降りてきてくれたんですね。』

 

 

 

 

それで救われました。

 

 

 

 

もう元には戻らないし

悔やんでも仕方がない。

 

 

 

誰も恨むこともないし

自分を責めることもない。

 

 

 

 

赤ちゃんに感謝しないと。

 

 

 

 

 

 

そう思い数日後退院となりました。

 

 

 

 

自宅に帰り一人でソファに座り

しばらくボーッとしてると

友人からラインが来ました。

 

 

 

 

実はその友人

数週間前に男の子を出産してるのです。

 

 

 

その新生児の写メが送られてきたんです。

 

そして

その子が話してる風に

『辛かったね、元気出してね』ってデコってました。

 

 

 

ある!?

これある!?

 

 

 

 

 

 

 

 

怒りとか

そんなん通り越して

 

いや1周回って

 

いや3周くらい回って

 

 

コイツ、どんな神経しとんねん炎

 

いてこましたろか炎

目つぶしたろか炎

 

 

 

 

そう思いました。

 

思うよね。

 

 

 

 

 

 

 

そこで「無」だった私が

プッツンときて

大声を出して一人で泣きました。

 

泣き叫びました。

 

 

 

 

 

なんの

どんな気持ちだったのか

 

今となってはよくわかりません。

 

 

 

悔しいのか羨ましいのか

この友人が憎かったのか

 

全部そうであるようで

全部違うような。

 

 

 

 

混沌とした気持ち。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのうちその友人からまたLINEが。

 

『ごめん、なんて言っていいかわからんかってん。

息子の写メで送らない方がいいのか悩んだけど

あえてこの方が元気でるかなって』

『私、いま産後うつっぽいから余計わからんくて』

 

って。

 

 アホか。

元気出るわけないやろ。

かわいい~なんて思えるわけないやろ。


 






 

また大声で泣き叫びました。

 

 

 

 

 

そしたらもうスッキリして

どうでもよくなって。

 

 

 

 

この人は

こういう人なんだ。

 

悪意があるわけじゃないんだ。

 

 

 

 

何周も回らせてくれてありがとう。

 

 

泣かせてくれてありがとう。

 

 

という気持ちになりました。

 

 

 

 

 

 

なので素直に感謝の返信をしました。

 

 

 

気持ちの過程はもちろん省略し

感謝の気持ちのみを伝えました。

 

 

 

もめてもしゃーないしねてへぺろ

 

 

 

 

 

そんなこんなで初めての移植手術は

幕を閉じました。

 

 

 

 

 

ここからは治療を

数ヵ月休むことになります。

 

 

 

妊娠に対して

子作りに対して

距離を置きたかった。

 

 

 

 

それくらい

精神的にしんどかった。

 

 

 

たった1回の顕微授精から移植までの経験で

すごく怖くて辛い思いをしていまった。

 

 

次に一歩を踏み出せるのはいつなのか。

 

 

 

流れに身を任せることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

明日は31w0d飛び出すハート

次回は明るい話題を書くことにしまーすニコニコ

 

 

ではまた笑