今日は珍しく 

午後にブログを書いています

いま、2才ちゃんがお昼寝してて

4才君は一人遊びに夢中なので

ちょっとしたママタイムよ

 

 

 

明日は

4才君の学校と面談

明後日は

モンテッソーリスクールの学校見学

今週は珍しく予定が2つもある




 

明日は

4才のおチビちゃんについて

先生たちと三者面談

 

オランダの学校は

家庭訪問はないみたいけど

先生との面談は

先月に続いてこれで2回目


全員に対して行うことも

定期的に行うことも普段はないそうだけど

必要だと思った時には

すぐにそういった場を設けるという

フレキシブルさは

オランダならではだなっておもった

 

 


実はね、去年の10月

家族4人で日本に一時帰国した時に

4才君は初めて

日本のトイレを使ったんだけど

それ以来
トイレ恐怖症になってしまったの...



日本のトイレって
自動で蓋が開いたり
座るとジャーって音が出たり
勝手に水が流れたりするじゃない?

あれにビックリしてね
オランダのトイレでは
そんな経験なかったので
とてもショックを受けてしまったの




それ以来、オランダに戻っても
学校でトイレが怖くなって
使えなくなってしまった…

どれだけ言葉で説明しても、届かない

可哀そうよね..

トイレが怖いなんて拷問だもん


最初はわたしもこの事を

あまり深刻に受け止めてなくて

そのうち慣れるかなって楽観視してた

 

 

 

ところが2か月たっても
学校のトイレに一人で行けなくてね

学校にいる間は

ガマンしてたみたいなの


だけど4才だもん、

ガマンするにも数時間が限界で
何度も失敗を繰り返してたんだけど

ついにイースター休暇が始まる前の日に

大きい方を漏らしてしまった...

ズボンのなかで

たぶん、ランチの後くらいに。

 

 

 

替えのパンツはリュックに入れて

持たせていたんだけどね

先生にも言えず

ぐちゃぐちゃのズボンのまま

学校が終わるまでの数時間を過ごした

という出来事があったの

 



 

迎えに行った時、学校の玄関で

青い顔をした4才君が

” ママ、プップ漏らした ”と一言

 

とりあえず学校のトイレで

汚れたパンツを脱がせるも

パンツもズボンも靴下まで

ぐちゃぐちゃになりすぎてて

 

漏らしたまま

午後のアクティビティーをしていたので

そりゃあ、そのくらいなるよね...

 

とりあえず

パンツと靴下を脱がせて

学校のトイレで洗えるだけ洗って

ズボンの汚れも

拭けるだけ拭いて履かせたんだけど

ママまでドロドロになってしまって...

 

 

 

もうみんな帰ってしまって

誰もいない学校のトイレで

汚れたパンツと格闘し


本当は早く家に帰りたいのに帰れず

ただ横に突っ立ってる4才君を見て

わたしも段々と嫌気がさしてきて

つい言ってしまった

 

” ママ、もうこれ洗うのイヤだよ...

  ちゃんとトイレ使おうよ ” って。




 

とりあえずズボンだけ履かせて

家に向かう帰り道

4才君は、ボソッとわたしに言った

” パンツは○〇が( 自分で )洗うよ ”

” もう学校行かない ”って。

 

 

 

その瞬間

わたしは言ってはいけないことを

4才君に

言ってしまったことに気づいた

 



トイレに行けなくて

誰よりも

辛い思いをしていたのは4才君で

トイレに行けたら

こんな事にはならないのに…




だれも( パパもママも含めて )

事を深刻に受け止めてくれず

寄り添ってももらえず

何度も、何度も失敗というかたちで

SOSを発していたのに

それでもまだ届かず....

 

 

どうしようもなくなって

決壊したその時に

ママに嫌だと言われたら...

 

もうね、このことを思うと

自分のしたことを

心の底から後悔しました...

涙が出てきます...

時間が戻ればいいのに...と何度も思った



そんな出来事があってから

わたしはこの出来事を

包み隠さず旦那さんにも伝え


これは想像以上に深刻だから

イースター休暇が明けたら

学校の滞在時間をまずは短くして

学校に少しでも顔を出せたら満点!

膀胱がもつ( だろうと思われる )

2時間くらいで迎えに行こうとなりました

 

 

 

それから

( イースター休暇が明けてから )は

真剣に!

関係者全員で団結して

4才君のトイレトレーニングを始めました

 

 

 

ちょうどそのころ

担任の先生から

突然2時間くらいで帰るようになった

4才君のようすをみて

面談しよう!という流れになり


これまでの状況( 何度も失敗したことと

大きい方を漏らした日の出来事 )や

トイレが使えなくなってしまった原因を伝え

じゃあ、どうしたらいいか、という

アイディアをお互いに話し合いました

 

勿論、4才君もその場に同席!

みんなで、意見を出し合いました




それで先月は

朝、学校に送った時に

まず一回一緒にトイレに行って

11時くらいに迎えに行った時も

また一緒にトイレに行って

少しずつ

トイレと仲良くなってもらいました

 



最初は、ママも一緒に個室に入って

耳をおさえてあげていたのですが

 

突然音が出たり、水が流れたりするのでは?と

怖かったらしく、4才君が” 耳を抑えて~ ”

と言っていたので、抑えていました

 



まず

耳をおさえなくても大丈夫になり

次にママは個室に入らなくて

個室の外で待つだけ大丈夫になり

最後に

ママは来なくていいよ!となりました

 

 

 

それから

じゃあ、先生がトイレに行こうと

声をかけた時には、行くんだよと約束したら

その通りにすぐに

トイレに行くようになりました!!!

 

このトレーニングのおかげで
1ヵ月で一人で行けるように!



“今日は初めて一人でトイレに行ったよ”
と、先生から聞いた日は
先生たちと4才君とママ、それに
仕事中の旦那さんにも電話して
その瞬間をみんなで祝い
喜びを分かち合いました!

うれしかったなあ


本当は仕事の旦那さんに
電話していいものか一瞬迷ったけど
忙しかったら出ないよなぁと割り切って

電話をしてみた


そしたら、電話に出てくれたうえに
貴重な瞬間を分かち合ってくれて
ありがとうと、逆にお礼を言われて、
大事なものの順番が一緒って

嬉しいって思った




それにしても大人にとって
便利で都合の良いことが
子どもにとっては
恐怖になりうる
ということを知った出来事でした

 

 

 

ウォシュレットが一般的じゃない

オランダでは

トイレ自体がもうカルチャーショックの域!

幼い子どもにとってはトラウマにもなる

 

  • 自動で開く蓋
  • いつでも温かい便器
  • 勝手に流れるトイレの水

 

これは

わたしが子どもでも怖いだろうな...

と思います

オランダに戻ってきて3ヵ月も尾を引くとは

思わなかったけど

今回のことは私も学びになりました

 

4才君は

ほんとうによく克服したなあ、と思います


 


その後の4才君ですが

トイレを使えるようになったら

学校も楽しくなってきたようで

いまは

もっと長くいたい!と言っています

 

子どもが楽しいと心からハッピーになる!



 

それで次のステップとして

もう少し長く学校にいることを

次の面談では提案しようと思っています

 

オランダでは4才は義務教育ではないので

こうして学校と相談しながら

登校日や滞在時間を決めています

 

 

 

4才くんは

トイレに一人で行くと

先生にシールをもらえるのが嬉しい様子で

それを貰うのを楽しみにしています

頼もしい!

 

 

 

これからも

たくさんの困難はあると思うけど

こうやって

一つ一つ乗り越えていけたら

いいなあと思いました

 

4才君、教えてくれて、ありがとう

 

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