「うちのお父さんじゃん。」 | あなたが居てくれてありがとう!

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7年前より実母の認知症が始まり、4年前に実父の癌が発覚する。
そして、2年前に父を在宅看取りしました。

実家に通いながらの介護生活を送ってきましたが、実母の施設入所により、介護生活から解放となり、主人とふたりでのんびりと生活をしています。

母のいる特養へ、面会しに行ってきた。


母は、微熱があると言っていたけど、母の顔色も顔つきも悪くはない気がした。


今日は、姉と姪っ子が一緒に行ってくれた。

もう1人の姪っ子も行く予定だったけれど、抗がん剤の副作用で行く事が出来なかった。


お母さん ←私 ◯ちゃんが、ばぁばに会いたいと来てくれたよ!

◯ちゃん、わかる?


おばあちゃん うなずくだけ。


お母さん 美味しくご飯食べれてる?


おばあちゃん 首を振るだけ。


お母さん 美味しくないの?

美味しいものを食べたいよね。

お姉ちゃんが、プリンを持ってきてくれたからね、後でもらってね!!


おばあちゃん うなずく。



スマホから、父の写真を見せると、スマホを自分の手で持ってじーっと見ている母目


姉が、もしかして目が見えていないのかも…と気づき、姉のメガネを母にかけると…

父の写っている写メを見て


お母さん 誰かわかる?


おばあちゃん うちのお父さんじゃん!!


母が、喋ったびっくり

母の声を何ヶ月ぶりに聞いた!!


母は目が、見えにくくなっているのかもしれない。


ちゃんと、「うちのお父さんじゃん。」と言った…たったそれだけなのに…姉も私も感動でうるっとした泣


久しぶりに母の声が聞けた。

嬉しかったし、感動したキラキラ


母は、誤嚥の心配があるので、固形のものは食べれてはいないのだと思う。

美味しいものを食べさせてあげたいなぁ。


ごめんね、おかあさん。