ある女性とお話している時


泣きそうだけど我慢されている様子でして。



私自身が泣きたい時に泣かなかったために
後で辛い思いがよみがえって辛かったことが
あったので



励ますつもりで言った言葉に



家族も兄弟もみんなそう言うけど
誰も私の本当の気持ちなんて
わからないくせにそんなことを言う



と言われました。




その時そういえば昔、私も同じことを


思ったことがあったなぁと思い出しました。




子どもが赤ちゃんだった時。



突然保健師さんが来られました。


何か不安なことはないですか?と。


初めての育児で不安でいっぱいだった私は
色々聞きたいこともあったのに
こういう時に無駄にいい子ぶって


大丈夫です


なんて答えてしまったのです。



突然で何を質問していいかわからず
自分でもまとめきれなかったこと


口下手で

どう言っていいのかわからなかった



わからないのに
自分の下手さを隠そうとするんです。


だから聞けない。


こんなこと聞いたら
笑われるんじゃないかって。


ね、無駄にいい子ぶってるでしょ



それから数ヶ月後、今度は電話も
かかってきました。


子どもについての悩みごとを勇気を出して
話しました。



すると、話の途中で



うんうん、あるよねー。


でもね、お母さん大丈夫。


みんな通ってきたから


と半分笑いながら
流すように言われたのです。



あーはいはい。
そんなのみんな通る道だからね。


そんな雰囲気が電話越しに
伝わってきました。






受話器を置いた後、



情けないのと

わかってもらえなかった悔しさで


涙が出てきました。



自分なりに思い切って話をした


にもかかわらず、軽く受け流されたことが


悲しかったのです。


なんとも言えないあの時の気持ち



初めて話す人なのに5分ぐらいで
私の気持ちをすべてわかったかのように
軽々しく言わないでよと


やるせない気持ちになったことを
ふと思い出しました。


今思うと、育児ノイローゼ気味だったので

ただただ私の気持ちを受け止めて

共感してほしかったのかな。

みんなそうよの

みんなという言葉に

その時は安心できなかった。


やっぱり言葉って難しい。


でもそうやって失敗したり


自分も色々な体験をして


学んでいくのかな。


うまくいってもいかなくても


まずは伝えることからですね。

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