ビクッとするようなタイトルで失礼します。

 

先日、私の質問箱宛に、

このようなメッセージをいただきましたので、

ブログを書いています。

 

 

 

 

    

かんぴょうさん。

夜中に失礼します。

 

息子ですが、自殺を考えています。

ある漫画を読んで自殺を考えることは悪いことじゃないと思ったらしく、このまま生きていてもしょうがないと思い、自殺という考えに至ったそうです。

前回の通院時に無気力で気分が落ちていると相談したところ、日記をすすめられました。

こっそり見たところ最初はその日に起きたこと等を書いていたのが、最近は気持ちを書くように。

そこには生きていても仕方ないとか、自殺するのは悪いことじゃないというようなことが書かれていました。

昨日の夜、出掛けたいと言ったので送り出したところ薬局で解熱剤を購入していました。(お風呂に入っている間に確認しました)

寝る前に部屋に行ったところ、ちょうど飲む準備をしようとしていたらしく…

私が入ると泣き出して死ぬのが怖くなったと。

そこから2時間ほど話しましたが、自殺願望がまた現れたと言っていました。

死んでほしくない

絶対に見放さない

何があっても味方でいる

これからのこと、一緒に考えていきたい 等々

伝えましたが、エゴとエゴのぶつかり合いやなと言われる始末。

どのように対応すればいいんでしょうか?

 
まず、そんな大変な状況で、
私を思い出していただけたこと、
メッセージを書いていただいたこと、
お礼申し上げます。
 
誰にでも言える内容ではないだけに、
ご自分で抱えていらっしゃらないでしょうか。
 
 



 
息子さん、実際に行動した上で、
死を「怖い」と思ったんですね。
 
怖くて良かった…
とどまってくれて良かった…
 
けど息子さんからしたら、
死にたい消えたいのに、
死ぬことすら許されない
絶望のようなものがあるんじゃないかなと、
思いました。
 
 
メール主さまは、
自分の気持ちを伝えていらっしゃいますが、
おそらく私も同じように伝えると思います。
 
 
私の息子も自殺願望が一時期あったのですが、
息子に、
「死んで欲しくない。大事な息子やから」
と言い続けていました。
 
 
実は、そんな私自身も、
過去に自傷行為や自殺未遂を経験した人間です。
 
 
息子に死んでほしくないと言う気持ちがありながら、
死にたいと言う気持ち、
でも怖いと言う気持ち、
葛藤がとてもよくわかります。
 
でも、
「死なないで欲しい」
と言い続けたある日、
ふと、
「この子の人生やのに、私のために生きてくれ!なんて酷なんかもしれんなぁ」
と、ふと思ったんですね。
 
 
 
そして、
息子がもし死を選んだとしたら、
それが彼の寿命なんだと、
腹を括ったといいますか、
受け入れてしまったんですね。
 
 
 
それからは、私は息子に何を言われても、平気になったというか、
「そうか。そう思うんか」
としか言わなくなった私がいました。
 
 
 
不思議なもので、
こちらから気持ちを言わなくなったら、
「お母さんはどう思う?」
と聞かれるようになりましたので、
「お母さんは死んでほしくないけど、それでも死にたいなら、あなたの人生やから、あなたが好きに決めたらいいよ」
と答えている私がいました。
 
 
こんなことを書くと、
子どもの死を受け入れるって、どんな人間やねん!と、思われたかもしれませんね😅
 
けれど、「死」はコントロールできないものだと私は思っていて…
 
世の中には事故もあれば、
親に何も言わずに自殺をして、
別れを言えず突然亡くなっていく子もいるなかで…
 
 
 
親に「死にたい」って言えるのって、
すごいことだと思うんです!
そんな機会に恵まれたのって、
とてもラッキーで、
 
あぁ、気持ちを言うてくれてありがとう。
死ぬ前にちゃんと言ってくれてありがとう。
黙っていなくならずに伝えてくれてありがとう。
 
感謝がいっぱい!
 
 
そんな素敵な絆を、
メール主さんと息子さんはお持ちなんですよね。
 
 
メール主さんは心配だと思います。
死にたいと言っている我が子、
どないなるんやろ…って…
 
 
でも、今日は生きていますから!
 
 
あぁ、今日も生きてるわ。
ありがたいなぁ。
 
 
そんな気持ちでいられたら、
お心も少し軽くなるかなと思い、
こちらのメッセージとさせていただきました。
 
 
「今」を見て、
感謝の気持ちで、
息子さんと、たくさんお話をされると、
いいんじゃないかなと私は思います☺️
 
 
「死」は生きている限り避けては通れないもの。
死を考えるということは、
「生」を意識しているということ。
 
 
 
そうだなぁ・・・
私だったら、
「死」が悪いことだと思わなくなったきっかけの漫画の話、
死を怖いと思った時の気持ち、
死をどんなふうに捉えているのか、
そんなことをお話しするかもしれません。
 
 
 
どんなお答えが返ってくるでしょうか?
 
 
 
 
メール主さんのお気持ちが少しでも楽になりますように🙏
 
 
 
かんぴょうでした。
 
 
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