導入文
「そんな法律があるなんて知らなかった」「まさか自分が対象だとは思わなかった」
映像配信に関するご相談では、この言葉を聞くことが少なくありません。
しかし、法律の世界では「知らなかった」という事情が、そのまま通用するとは限らないという現実があります。
今回は、その理由と考え方を整理してお伝えします。
なぜ「知らなかった」では済まされないのか
法律は、「知っている人だけが守ればいい」という仕組みではありません。
もし「知らなかったからOK」が通用してしまうと、守る人と守らない人の間で不公平が生じてしまいます。
そのため、原則として法律はすべての人に等しく適用されるという考え方が取られています。
映像配信は気軽に始められるからこそ起きる誤解
映像配信は、
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登録すればすぐ始められる
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初期費用がほとんどかからない
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周囲に見えにくい
といった特徴があります。
そのため、「仕事」「営業」という意識を持たないまま始めてしまうケースも少なくありません。
しかし、実態としては営利目的で継続的に行われていれば、営業と評価される可能性があります。
プラットフォームがあるから安心、とは限らない
「大手の配信サイトを使っているから問題ない」そう考えてしまう方もいます。
しかし、プラットフォームはあくまで「場」を提供している存在です。
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法律判断を保証しているわけではない
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個別の営業実態まで確認しているわけではない
そのため、最終的な責任は配信者自身に残るという点は変わりません。
後から気づいたときに起きやすいこと
「知らなかった」と後から気づいた場合、
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すぐに続けていいのか分からなくなる
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過去の配信や収益が気になり始める
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修正すべき点が見えず、不安だけが残る
といった状態に陥りやすくなります。
これは、違反しているかどうか以上に、判断できない状態そのものが負担になるケースです。
制度の目的は罰することではない
誤解されがちですが、映像送信型性風俗特殊営業の制度は誰かを罰することが目的ではありません。
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無秩序な状態を防ぐ
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未成年者を守る
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トラブルを未然に防ぐ
こうした目的のもと、事前に整理する機会を設けている制度です。
「知らなかった」で終わらせないために
大切なのは、
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自分が対象かどうか
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どの部分が問題になり得るのか
を、早い段階で整理することです。
すべてを理解する必要はありません。
分からないまま進み続けないことが重要です。
まとめ
法律の世界では、「知らなかった」という事情がそのまま通用するとは限りません。
だからこそ、「何も起きていない今」の段階で一度立ち止まり、整理することが大切です。
それが結果的に、安心して活動を続けるための近道になります。
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