映像送信型性風俗特殊営業で法令違反が問題になったとき、影響を受けるのは営業者本人だけとは限りません。
利用している顧客、仕事を依頼している取引先、共同で事業を行っている相手など、周囲との関係にも影響が広がる可能性があります。
特に事業として継続している場合、重要になるのが**「この相手とこれからも安心して取引できるか」という信用**です。
今回は、無届営業などの法令上の問題が、顧客や取引先との関係にどのような影響を与える可能性があるのかを考えます。
法令違反は自分だけの問題ではない
個人で配信していると、
「自分の責任だから、他の人には関係ない」
と思うかもしれません。
しかし、事業にはさまざまな人やサービスが関係しています。
たとえば、
・サービスを利用する顧客
・仕事を依頼する取引先
・共同で事業を行うパートナー
・外注先
・利用しているプラットフォーム
などです。
営業に問題が生じれば、こうした関係者にも予定変更や取引見直しなどの影響が及ぶ可能性があります。
突然営業できなくなれば顧客にも影響する
継続的に配信やコンテンツ提供を行っている場合、顧客はそのサービスが続くことを前提に利用していることがあります。
ところが、法令上の問題への対応によって営業活動を継続できなくなれば、予定していたサービスを提供できなくなることも考えられます。
その結果、
「突然配信がなくなった」
「予定していたサービスを受けられない」
という状況になれば、顧客からの信用にも影響します。
取引先は「法令を守れる相手か」を見る
事業者同士の取引では、商品やサービスの内容だけが判断材料ではありません。
安心して取引を続けられる相手なのかという点も重要です。
特に法人との取引や業務提携では、コンプライアンスを確認される場面もあります。
必要な届出を行っていないことが判明すれば、
「ほかの手続きも大丈夫なのか」
「このまま取引を続けても大丈夫なのか」
と不安を持たれる可能性があります。
一つの問題が取引全体への不信につながることもある
信用の難しいところは、一つの問題だけで終わらないことです。
たとえば無届営業が判明した場合、相手から見れば、
「なぜ確認していなかったのか」
「ほかにも問題があるのではないか」
という疑問につながることがあります。
実際にはほかの部分を適切に運営していたとしても、一度生じた不信感を取り除くには時間がかかります。
事業を大きくするほどコンプライアンスは重要になる
最初は一人で始めた小さな事業でも、成長すれば関係する人が増えていきます。
・スタッフを増やす
・法人化する
・外部企業と提携する
・複数の配信者を運営する
・新しいサービスを展開する
こうした段階になれば、法令を守って運営できる体制はさらに重要になります。
事業規模が大きくなってから整えるのではなく、小さい段階から整えておく。
それが将来の事業展開にもつながります。
取引先に説明できる状態をつくっておく
事業を行ううえでは、
「必要な手続きをしています」
と説明できる状態をつくっておくことも大切です。
映像送信型性風俗特殊営業に該当するのであれば、必要な届出を行い、その内容と実際の営業を一致させておく。
営業内容に変更があれば、必要な手続きを確認する。
こうした基本的な対応の積み重ねが、事業者としての信用につながります。
法令遵守は顧客と取引先を守ることでもある
届出というと、
「警察に提出する書類」
というイメージが強いかもしれません。
しかし、事業という視点から考えると、それだけではありません。
適切な状態で営業を続けることは、自分自身を守るだけでなく、自分と関わる顧客や取引先を不要なトラブルに巻き込まないための準備でもあります。
だからこそ、法令遵守は事業者自身の責任として考える必要があります。
まとめ
映像送信型性風俗特殊営業で法令上の問題が生じた場合、その影響は営業者本人だけにとどまらない可能性があります。
顧客へのサービス提供、取引先との契約、共同事業者との関係など、事業を取り巻くさまざまな部分に影響が広がることがあります。
大切なのは、
「自分だけの問題だから大丈夫」と考えないこと。
必要な届出を行い、法令を守って営業することは、自分の事業だけでなく、顧客や取引先との信用を守ることにもつながります。
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