33年に一度の大遷宮!平尾神社 in 豊後大野市|大迫神楽、獅子舞、私も登場! | いっちきち!やっちきち!豊後大野

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大分県のなないろベース(豊後大野市青年団)のブログです。活動のこと、豊後大野市のことを紹介します!

おごめ~ん、団長タカッチ親方です(`・ω・´)ゞ

早くも4月、新年度。今年度もなないろベースをよろしくお願いいたしますm(__)m

 

今回は地元:大分県豊後大野市での貴重なお祭りをご紹介👹

33年に一度行われる「大遷宮(だいかんぐう)」が地元の神社で行われました⛩

大迫神楽さんによる特別な演目&私も奉納した獅子舞で、千歳市街地に4年ぶりに春の活気が戻りました🌸

その模様を写真と動画にて、あなたにもお届けいたします!元気が全国に届け✨

<👹目次>

  1. 大遷宮とは|33年に一度の大きなお祭り
  2. 獅子舞|新殿獅子舞、漆生獅子舞が千歳市街地を練り歩く
  3. 大迫神楽|遷宮での特別演目、通常の演目
  4. まとめ|また33年後!(笑)

 

YouTube「👹2023春 平尾神社大遷宮 in 大分県豊後大野市」動画集https://www.youtube.com/playlist?list=PLCP8H0iqHBwDuN9RIhmSlYKdJxzEa1p8v

 

 

(1)大遷宮とは|33年に一度の大きなお祭り

遷宮は、一般的には「せんぐう」と読みますが、私の地元では「かんぐう」と読みます。

伊勢神宮や出雲大社などでは、神様のおわす本殿の建て替えなど行う大きな節目の行事。神様のお引越しのイメージです。

平尾神社では本殿建て替えは行いませんが、盛大なお祝いを行います!🎋

Cf:📝平成18年(2006年)、大分県豊後大野市平尾神社の中遷宮(大遷宮の中間年)の記事https://ameblo.jp/takatch/entry-12734327150.html

↑「天之注連(てんのしめ)」と呼ばれる大きな竹と注連縄を設え、特別な神楽舞など行われます。

33年間の中間年(16~17年)には中遷宮も行われます。上記の中遷宮のとき、19歳(大学入学直前)だった私も、今回の大遷宮では36歳(メタボ)になるほどの期間です(笑)

 

今回の平尾神社大遷宮では、千歳中学校のグラウンドに「天之注連(てんのしめ)」という大きな竹の櫓を組み、周囲で地元の獅子舞&神楽が奉納されます👹

 

▽丘の上にある本宮(普段神様がおわす場所)から、お神輿が人々の暮らす平野に降りられます。

▽人々の暮らす平野=千歳中学校グラウンドへ

▽今回の大遷宮の仮宮は千歳中学校グラウンドですが、例年の例大祭では茜川沿いの仮宮(お仮場)にお神輿が鎮座します。

 

(2)獅子舞|新殿獅子舞、漆生獅子舞が千歳市街地を練り歩く

平尾神社の例大祭では、2つの獅子舞が市街地を練り歩きます👹

いずれも御嶽流の獅子舞で、兄弟の獅子舞に当たります。私は、新殿獅子舞で舞い手&笛吹きを担当!

 

👹平尾神社での獅子舞の役割

ポイントは、「神様が通る鳥居が安全かを確認&道を掃除する」役割を果たします。

地区の神社(氏神様)が、人々の暮らす平野部を通る際、獅子舞が先導。いくつかの鳥居や関門を通る際の安全チェック係&清掃員を獅子舞が担うイメージをもっていただけると、下記6演目が伝わりやすいでしょう👹

  • お立ち舞(おたちまい)」→獅子が目覚めます。神社本宮で奉納。
  • 地伏舞(じぶくまい)」→鳥居の足元(沓石)の安全確認。体を低くして舞います。
  • 中舞(なかまい)」→鳥居の柱を確認。新殿獅子舞では、たてがみを大きくなびかせることがポイント。
  • 笠舞(かさまい)」→鳥居の頂上部の笠の点検。頭を上にあげます。
  • 首摺り舞(くびすりまい)」→鳥居の安全確認完了後、柱に体を擦り付け喜び表現&鳥居を磨き清掃。新殿獅子舞では、エース級が舞を務めるなど花形の演目の印象。
  • 納め舞(おさめまい)」→獅子が眠りにつきます。仮宮や本宮での納めの演目。むかし笛吹きの師匠から「獅子が眠るので笛はおとなしめに」とご指導賜った想い出あり。

 

👹新殿獅子舞(にいどのー)|私が所属する獅子舞

今回の舞台である平尾神社の獅子舞。千歳の中心地、新殿集落&横尾集落の氏子で奉納。

4頭×2名=8名で奉納。御嶽流らしいゆったりとしたテンポながらも、勇壮さや激しさも随所で見せます。

 

獅子舞のダイジェスト動画をご紹介🎥おまけで、神輿巡行の移動風景もご紹介。あなたも新殿獅子舞連中の一味になったおつもりで(笑)

私も舞い&笛吹きのため、撮影がほとんどできておらず申し訳ございません💦

YouTube大分県豊後大野市「新殿獅子舞」ダイジェスト動画https://youtu.be/8n_At4uS4z4

 

👹漆生獅子舞(うるしおー)

千歳町下山の漆生集落、太田神社に伝わる獅子舞です。新殿獅子舞と兄弟とのことで、平尾神社の例大祭には毎年参加されます。

こちらもダイジェスト動画で雰囲気を感じてください👹

YouTube大分県豊後大野市「漆生獅子舞」ダイジェスト動画https://youtu.be/HPVaXiJUXrs

 

 

(3)大迫神楽|遷宮での特別演目、通常の演目

平尾神社の例大祭でもお世話になっている、千歳町の大迫神楽(おおさこー/浅草流)さんが大遷宮でも奉納👹

遷宮だけの特別演目もあり!動画でもご紹介🎥

👹「大迫(おおさこ)神楽」

豊後大野市千歳町大迫・高添地区に伝わる浅草流神楽
明治5年創始、昭和8年に神戸市生田神社でも奉納。近年は大迫子ども神楽も結成し、後継者の育成に努める。

 

1)遷宮での特別演目

YouTube大迫神楽 遷宮舞動画https://youtu.be/kTFZXPn0GDk

 

👹「朝倉返」

祭典や神楽の最初を飾る一人舞。

👹「本手花」(高野花、柴入とも。)

榊を採り物に奉納。千歳の浅草流神楽では遷宮で奉納。

👹「礼始?」

演目不明。おそらく五方礼始に類する演目か。五方礼始は神楽の始まりを飾る5人舞。

👹「遷宮舞」(本宮編)

本宮の四方を鎮めます。

👹「遷宮舞/天之注連(てんのしめ)」

四方を鎮めたのち、張り巡らされた天之注連を刀で伐り鎮めます。

 

2)通常演目

例大祭も同時開催。夜は本宮で通常の神楽演目を奉納。2演目をご紹介。

 

👹「八雲払(やぐもばらい)」

神々の暮らす高天原(たかまがはら)から追放され、出雲の国簸の川の上流を歩いていたスサノオノミコト。
毎年娘をヤマタノオロチへ生贄にされ、今残り一人の娘(クシイナダヒメ)も生贄されようとされ、泣いている老夫婦(アシナヅチ・テナヅチ)と出会います。
スサノオノミコトは、クシイナダヒメを嫁にすることを条件に、ヤマタノオロチを退治する神話の演目。
大野系岩戸神楽では、綱をオロチに見立て、真剣でずばっと斬ります。

 

大迫神楽「八雲払」2023春動画https://youtu.be/ZqxmyRWSVPc

 

👹綱切(つなきり)

ヤマタノオロチ退治を簡素化した演目。綱と俵をオロチに見立て、真剣でズバッと伐る勇壮な演目なり👹

 

大迫神楽「綱切」動画https://youtu.be/433WIt5Jv7s

この日の大迫神楽さん、たくさん綱や俵を勇壮に切られていましたね(笑)夜遅くまでありがとうございましたm(__)m

YouTube神楽👹」動画集https://youtube.com/playlist?list=PLCP8H0iqHBwAosSliscfHBGaa6toOM7_u

 

(4)まとめ|また33年後!(笑)

天気にも恵まれ、無事に大遷宮も終了。関係者のみなさま、お疲れさまでしたm(__)m

一般的に遷宮を行う理由=文化と技術の継承のためと言われます。伊勢神宮や出雲大社の場合、社殿の建て替え=宮大工の技術継承も行われるそうです。

平尾神社の場合、獅子舞や神社奉納の文化継承の意味もあり。世代を超えて、地元の文化や歴史を引き継ぎます。

私の場合は獅子舞。コロナ禍で、通常の例大祭開催も4年ぶり。獅子舞連中も、舞いとお囃子を先輩やビデオ記録をもとに思い出しました。

舞い手の数も減り、今回の奉納も大変だったのも本音💦ただ、久々に地元の宝物を奉納できたことは嬉しかったです♪これが平尾神社のお祭りだと、懐かしさと活気を感じました♪

祭りは地元を活気づけ、地元を一つにする。そのお祭りを継承する難しさと大切さを感じました。

各地のお祭り&それを守られる方々に感謝です✨大遷宮、33年後にお会いしましょう(笑)

 

以上です(`・ω・´)ゞ最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m

 

YouTube「祭り👹」動画集https://youtube.com/playlist?list=PLCP8H0iqHBwCLX55sa2qv1JU_8kRXDXoF

 

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