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2020.4.30「青行燈」

 

今日は良い日和なので楠の根からつながる近いけれど遠い

知の巨人の住まう底の国に遊びに行くことにします

 

底の国に行く為には

それぞれが現世との狭間で虚ろに形にした体験談を

桃(百)の木になる実の数だけ語り合わなければいけないので

百物語をしようと友人たちに声をかけます

 

底の国には現世にある日の本の国を昔生きた多くのモノたちが住んでいて

現世や干渉し合う無数の異世の根幹を支えます

 

大きな柱の様な住まいの塊がいくつもいくつも建っているので

花の都そのものです

 

百物語をする時には

青行燈(あおあんどん)に音頭を取ってもらいます

青行燈は異世と異世・現世と類似した現世それぞれを繋げることが得意です

少し食いしん坊なので

大好物の油が異世によって少しずつ味が違うと言って

食べ歩いている楽しい妖です

 

青行燈は身震いの香りのする体験談を好んで集めるニンゲンにも

力を貸して異世に連れていってくれることもあるけれど

どこの異世に連れて行ってくれるかは青行燈次第なので

途中で青行燈が気まぐれを起こし、消えてしまったらヒトの力だけでは帰ってこれません

ヒトは己の力ではなかなか青行燈の様に扉を開け閉めできないことを

十分臓腑に落としておいた方が良い様に思います

もし迷い込んでしまったら

現世のものが居なくなったモノの名を呼び続ければ

気まぐれで青行燈が扉を開いてくれることもあります

 

青行燈に異世に連れて行ってもらったモノが

元の家に帰れなくなって鬼になって、取り残された世で楽しく過ごすモノもいます

 

青行燈は

「ヒトにとって虚構と思っている世界は

‘実のところ現実’だから 魅力的で懐かしいんだよ」と言いました

 

青行燈は知の巨人と仲良しなので会話するととても面白くて良いことです

 

 

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青行燈って、調べてみると

百物語をすると出てくるとか出てこないとか

って書いてましたニコニコ

 

この青行燈の話だと

 

死後の世界とか夢の世界みたいな虚ろな世界が本当の世界で

現実の今生きている世界こそ

そのレプリカ的な感じって言いたいのかもしれませんね

 

そういう実感はあるわけではないですが、

なんか面白いですね音譜

 

もしそうなら・・・

やっぱり見えない世界とか、思いの世界(想念世界)って大事なのかもですね

 

地震・災害は、人間の潜在意識の中のネガティブなものが多くなって

集合意識全体がそういったよくない意識にあふれた時に元に戻すために起きる・・・

とかいう説もありますね

 

絶対そう!!というわけではないかもしれませんが

わたし的には

そういったことって

やっぱりあるんじゃないかなって思います。

 

だから

日本には穢れを祓うということを大事にしてきたと

何かで聞いたことがあります

 

 

そう思うと

日本て素敵ですね乙女のトキメキ