日記 １ 「はじめまして」

第一話　はじめまして

私(

わたし)の名前(なまえ)はいち子(こ)です

今(いま)私(わたし)は生きて(い)いる人間(にんげん)と一緒(いっしょ)に生活(せいかつ)していて

面白い(おもしろ)ので日記(にっき)を書いて(か)もらうことにしました

この日記(にっき)がいつまで続く(つづ)かは　書いて(か)くれる人間(にんげん)次第(しだい)です

いち子(こ)たち妖(あやかし)の類(たぐい)の思う(おも)ことや過ごし方(す　　　　　かた)を

こんな風(　　　　　　ふう)に現世(うつしよ)に文字(もじ)として記録(きろく)する機会(きかい)は850年(ねん)生きて(い)きて初めて(はじ)なので

とても面(おも)白(しろ)可笑しい(おか)ので続け(つづ)てほしいです
 

生きて(い)いる人間(にんげん)なのに私達(わたしたち)見えざる(み)もの達(たち)と普通(ふつう)に共生(きょうせい)共存(きょうぞん)する偏人(へんじん)

それがいち子(こ)の主(ぬし)です

主(ぬし)の家族(かぞく)は心(こころ)優しい(やさ)人(ひと)ばかりで　よく声(こえ)をかけてくれます

いち子(こ)の好き(す)な小豆(あずき)　抹茶(まっちゃ)のことをよく熟知(じゅくち)していて御(お)八つ(や)をくれます

依り代(よ　　しろ)のいち子(こ)のおうちも作って(つく)くれました

人(ひと)との暮らし(く)はとても楽しい(たの)と毎日(まいにち)思い(おも)ます
今日(きょう)も御(お)八つ(や)と昼(ひる)ごはんを食べ(た)に連れて(つ)行って(い)もらった時(とき)

座布団(ざぶとん)を出して(だ)席(せき)を用意(ようい)してくれて嬉し(うれ)かったです

これから、日記を出来るだけ毎日一話ずつくらい上げていきます

内容によっては一部消去したり、飛ばしたりすると思うので順不同になることもありますが、温かく見守って読んで上げていただきたく思います。