阪神・糸原、鉄人ボディ作る!フルイニング出場&打率3割へ元日も練習 | 浜のおじさん&週末はオリックス親父( ̄∀ ̄)のブログ
 阪神・糸原健斗内野手(26)が25日、甲子園で自主練習を行い、その後、広島のトレーニングジム「アスリート」へ向かった。島根・開星高時代から通い、金本知憲前監督(50)が現役時代に鍛えたことでも知られる“虎の穴”。キャプテンに就任して迎える来季、フルイニング出場&打率3割の達成に向けて元日も含めて約1週間、徹底的に鍛え抜く。 甲子園も、鳴尾浜も、年内の練習施設の使用はクリスマスのこの日が最終日。本拠地での鍛錬を終えると、来季3年目の糸原は“虎の穴”へと向かった。キャプテンとして迎える2019年へ向けて、年末年始も無休で鍛えまくる。
 「今から(広島へ)向かいます。(元日も動くのか? との問いに)休んでいる暇はないので」
 向かったのは島根・開星高時代から通う広島市内のジム「トレーニングクラブ・アスリート」。1492試合連続フルイニング出場の世界記録を樹立し“鉄人”と呼ばれた金本前監督が、現役時代に猛烈なウエートトレーニングで鋼の肉体を作り上げた場所だ。26日から約1週間、身体をいじめ抜く。
 昨年は7月19日の広島戦(甲子園)で右膝内側側副靱帯を損傷。オフもリハビリ明けとあって、テーマは「けがをしないように」だった。右膝周りの強化を第一に、同様にアスリートに足を運び「けがしない体作り」に重点を置いた。
 しかし、今年は違う。大きな負傷がないこのオフは、より思い切ったトレーニングができる。契約更改では個人の目標として、フルイニング出場と打率3割を掲げた。世界記録を樹立した前指揮官も、元日始動は恒例行事だった。同じ道を歩み、フルイニングボディーを作り上げる。
 3年目、26歳で迎える来季は、球団史上最速&最年少でキャプテンを任された。しかし、今季主に務めた二塁には、FA宣言せずに残留した上本らライバルが多数。遊撃も激戦区で、レギュラーの確約はない現状だ。競争を勝ち抜くために無休で汗を流す。
 「頑張ります」
 短い言葉に決意を込めた。“虎の穴”で1年を締めくくり、新たな2019年を始動させる。パワーアップした姿で、糸原が虎を力強く引っ張っていく。 (箭内桃子)
★金本氏の元日始動
 阪神の前監督・金本氏は現役時代、広島市内のジム「アスリート」で元日始動するのが恒例だった。東北福祉大からプロ入りした当時は非力で、猛烈なウエートトレーニングでパワーもスピードも向上。元日も欠かさずに鍛錬を積むことで、シーズンでフルイニング活躍できる肉体を作り上げていた。広島時代からの弟分・新井貴浩氏(今季限りで引退)らも元日始動していた。
★新井氏ら指導
 金本氏が現役時代、平岡洋二代表の指導の下で、鋼の肉体を築き上げた広島市内のトレーニングジム「アスリート」。今季限りで引退した新井貴浩氏や、巨人にFA移籍した丸らカープの選手、他球団でも日本ハムの中田やソフトバンクの甲斐ら多くの選手が通う。サッカーのサンフレッチェ広島など他競技のアスリート、また大学野球界の強豪・亜大や、糸原の母校である開星高野球部などアマチュアも多く指導している。