八回に左越えソロを放った横浜・山崎（３年）「昨夏の決勝でも（本塁打を）打ってるし、このスタジアムで３本目。通算１２号で、本当に相性がいい。次は甲子園でいい打撃ができるようにしたい」
２安打１打点の横浜・遠藤（３年）「きょう勝てたのは、昨年秋に鎌倉学園に負けて、“先を見ちゃいけない”と知ったことが大きかった。これからも一球一球、一打席一打席しっかりやっていきたい」
★横浜・主な夏の甲子園記念大会
◆第８０回（１９９８年＝優勝） ＰＬ学園（大阪）との準々決勝で延長十七回を松坂が投げ抜き勝利。準決勝は０－６から明徳義塾（高知）に奇跡の逆転勝ち。京都成章との決勝は、松坂のノーヒットノーランで春夏連覇を成し遂げた。
◆第９０回（２００８年＝４強） 準々決勝の聖光学院（福島）戦で２年生４番の筒香が満塁本塁打を含む２打席連発で、個人１試合最多タイの８打点。打率．５２６、３本塁打、１４打点でチームを引っ張ったが、準決勝で優勝した大阪桐蔭に敗れた。
万波 中正（まんなみ・ちゅうせい） ２０００（平成１２）年４月７日生まれ、１８歳。東京都出身。小２から軟式野球を始め、練馬区立開進二中時代は東練馬シニアに所属。外野手兼投手で３年時に全国大会４位。横浜では１年春からベンチ入り。高校通算４０本塁打。持ち球は直球、カーブ、スライダー、チェンジアップ。１メートル９０、８８キロ。右投げ右打ち。家族はコンゴ人の父、日本人の母、姉。
横浜（よこはま） １９４２（昭和１７）年に横浜中学校として創立。４８年から現校名。普通科のみの私立男子校で、生徒数は７８３人。野球部創部は４６年で部員数は６４人。３年連続１８度目の出場（春は１５度）。優勝は春３度、夏２度。主なＯＢは松坂大輔（中日）、涌井秀章（ロッテ）、筒香嘉智（ＤｅＮＡ）。所在地は横浜市金沢区能見台通４６の１。葛蔵造校長。