糸井選手と鷹・柳田選手はどちらも怪獣!? パ選手に聞いた虎戦士の話(野手編) | 浜のおじさん&週末はオリックス親父( ̄∀ ̄)のブログ
 前回に続いて、交流戦でパ・リーグの選手に聞いたゆかりの虎戦士の話。今回は野手編をお送りする。糸井嘉男選手のことはもちろん、この選手に聞かねば! ソフトバンクの柳田悠岐選手だ。糸井選手をして「怪獣」と言わしめる男だ。しかし「糸井さんの方が怪獣です!」と、そのまま返された。2014年からオフの自主トレをともにする仲だが、糸井選手のトレーニング内容を見たら「引く!(笑)」と言い切る。
 「とにかくウエートをしまくってる。僕なんて、しても週に2回くらい。糸井さんは毎日、しかも1日に3回もする。ありえない…」と舌を巻いている。
筋肉って、ウエートトレーニングで破壊されて、休むことによって「超回復力」で太く大きくなるんじゃなかったっけ? そんなにしまくっていいもの? 「関係ないっす(笑)。糸井さんクラスになると、休息なんていらねぇと思ってるんじゃないかな(笑)」
 さらに「重りも僕らと比べものにならない」という。「僕らが10回やって腕がプルプルするくらいのは、あの人にとってはほんのアップ程度(笑)。余裕っすね」。
 そして「あの人が本気でプルプルするくらいになると、僕ら上がりません!」と、かぶりを振る。「僕の筋トレなんて、しょぼいです。並ですよ(笑)」。
 あくまでも自らは謙遜して、糸井選手の怪獣ぶりを語る。いや、うのみにはするもんか。きっと、どっちもが怪獣ってことだ。
 D3位・熊谷敬宥選手のことは仙台育英高時代の同級生・上林誠知選手(ソフトバンク)に聞こう。まず第一声が「やんちゃ」だった。「めっちゃふざけます(笑)」。今と一緒!昔からだったんだ。
 「顔はイケメンなんですけど、やることはイケメンじゃないですね(笑)。たとえば高校のとき、よく歌いながら踊ってました。アイドルが好きで、AKBとかそのころの流行りだったじゃないですか。振り付けを覚えて踊ってましたよ」。そう話すと何か思い出したのか、とてもおもしろそうに笑いだした。その脳内の映像、見てみたいなぁ(笑)。
 もちろん、ふざけているだけではない。「けっこう熱い部分もありますね。新チームになりたてのころ、練習試合でも負け続けて…。するとみんなの前で熱く訴えてましたよ。僕は打ててたんで、『上林ひとりに頼ってないで、俺たちもっとがんばろうぜ!!』なんて言ってね」。青春だなぁ。
 「1年目から超いいタイミングで上がりましたよね」とソフトバンク戦の前に熊谷選手も1軍昇格し、久しぶりにともに食事に出かけた。「最近どうとか、いろいろ思っていることを話せた」と、お互いにいい刺激になったそうだ。
 明大出身のオリックス・山崎福也投手にとって糸原健斗選手は同級生、高山俊選手は1つ後輩にあたる。
 まず糸原選手のことを聞いてみると「ガッツがあっていいやつです。熱い男ですね」と答えた。プレースタイルそのまんまだ。
 「学生時代はいつも守備で助けてもらってたなという思い出ですね。守備がうまい選手というイメージ」と言い、「ピンチのときとか、マウンドの後ろから大声で『がんばれ!』って励ましてくれてましたねぇ」となつかしそうに振り返った。
さらにこんな話も。「きれい好きなイメージ。大学の寮の部屋もきれいだったなぁ。ものをそんなに置かなくてシンプルな部屋でしたね」。
 現在の糸原選手の活躍を心から喜ぶ。「ほんとすごいなと思います。僕のほうが早くプロに入ったのに、向こうのほうが活躍してる。僕もがんばらないと。対戦が楽しみ。どうやって抑えようかな(笑)」。6月21日の直接対決では3打席ノーヒットに抑えた(敵失、三振、犠打)。次は糸原選手がリベンジする番だ。
 また後輩の高山選手については「いい意味で上下関係がない感じ。自分もそういう感じなので、仲よかったですね。高校も一緒だったし。あいつ、適当なとこあるんです(笑)。でもそこがまたいいんで。マイペースで、周りに流されないですね」と語った。