【球界ここだけの話(1317)】ソフトバンク・柳田、“幻のプロ1号”を放った沖縄への思い | 浜のおじさん&週末はオリックス親父( ̄∀ ̄)のブログ
 ソフトバンクは6月26、27日の日本ハム戦を沖縄セルラースタジアム那覇で戦った。相手の主催試合ではあったが、チームの歴史で初めての沖縄での公式戦。キャンプも宮崎市で行うナインにとってなじみの薄い場所だが、思い出を語ったのは柳田悠岐外野手(29)だ。
 「2軍戦で来たことあるんですよ。ホームラン打ってるんです」
 ルーキーイヤーの2011年4月に巨人とのファーム交流戦が那覇で開催された。実はこの1本、プロでの公式戦初本塁打になるはずだった。「途中で雨が降ってきて」。試合中に降雨ノーゲームとなり、“幻のプロ1号”というオチつき。自身も忘れていたようだが、14年11月の日米野球で再び同球場へ。ロッカーで「ここ来たことあるよな」と思っていたら、一緒に出場していた中村晃外野手(28)から「ホームラン打ったじゃないですか」と指摘されてハッとしたという。
 その日米野球はMVPに選ばれ、4年後の今回も活躍した。27日の第2戦は猛打賞。俊足を生かした安打もあり、2盗塁も決めた。
 「足だけは見せられたかな」
 ただ、本塁打を取り返すのは次回になった。チームも連敗。工藤公康監督(55)も「いいところをみせたい。ソフトバンクファンが増えるように」と話していたが、沖縄初勝利はお預け。現在の1軍で唯一の沖縄出身である嘉弥真新也投手(28)は登板機会に恵まれず、沖縄尚学高で甲子園優勝投手になっている東浜巨投手(28)は右肩の故障で地元に戻ってくることさえできなかった。
 その東浜はオフに「いつかは沖縄でホームゲームを」と球団に要望してンクファンが増えるように」と話していたが、沖縄初勝利はお預け。現在の1軍で唯一の沖縄出身である嘉弥真新也投手(28)は登板機会に恵まれず、沖縄尚学高で甲子園優勝投手になっている東浜巨投手(28)は右肩の故障で地元に戻ってくることさえできなかった。
 その東浜はオフに「いつかは沖縄でホームゲームを」と球団に要望して、検討を約束されている。当地も近年はプロ野球の公式戦の招致に積極的。鷹ナインがいくつかの「忘れ物」を取りに帰る日は、そう遠くはならないはずだ。(安藤理)