侍いってきます!DeNA・筒香、さすがの2点打 3・3&4豪州戦へ躍動 | 浜のおじさん&週末はオリックス親父( ̄∀ ̄)のブログ
 (練習試合、中日1-7DeNA、27日、沖縄・北谷)DeNAは27日、中日と練習試合(沖縄・北谷)を行い、7-1で快勝した。主砲の筒香嘉智外野手(26)は2点適時打を放つなど好調をアピールし、3月3日にナゴヤドーム、4日に京セラドームで行われる日本代表の強化試合・豪州戦に備え、チームより1日早くキャンプを打ち上げた。横浜高の大先輩、中日・松坂大輔投手(37)にも対面し、大いに刺激を受けた。
 侍ジャパン合流前に“置き土産”を残し、ひと足早くキャンプ地を離れた。1点リードの三回二死二、三塁。筒香が大野雄のフォークボールに対し、少し体を泳がされながらも芯で捉え、中前にはじき返す2点適時打を放った。一昨年までは得意としながら昨季対戦成績は13打数2安打、5三振。苦戦した敵のエース左腕に、開幕前からしっかりと布石を打った。
 「結果が出るにこしたことはないが、12月、1月と続くなかで、心も体もすごく順調に過ごせたことが良かった。シーズンに向かっていくなかで、エネルギーが高い状況です」と筒香。2打席で交代し、試合中にチームより1日早く横浜に帰った。足の幅を少し狭めた新打法に取り組んできたキャンプ打ち上げに、濃い手応えをにじませた。
 うれしい邂逅(かいこう)があった。横浜高の先輩で、今季中日に加入した松坂に、試合前にあいさつ。交代後にもロッカー裏で対面して会話をかわし、関係者もまじえてスマートフォンで記念撮影もし、満面の笑みを見せた。
 「(松坂に)よろしく、という感じで言ってもらいました。本当にずっと憧れてきた方。(同じリーグで)戦える機会をもらえてうれしい」
 年齢にして11歳年上の大先輩、松坂は、プロ野球選手に憧れる“原点”といえる伝説の存在だ。和歌山の小学生だった筒香は、1998年夏の甲子園大会準々決勝で松坂がPL学園(大阪)と対戦し、延長十七回を投げ抜く姿をテレビで見て横浜高に憧れた。
 夢の初対戦の可能性もあるシーズン開幕に先んじて、松坂もかつて背負った日の丸のユニホームに袖を通す侍ジャパンの戦いが待つ。「重みのある試合。ベストパフォーマンスを出せるよう頑張りたい」と筒香。充実感と刺激を手に、戦いに乗り込む。 (佐藤春佳)
筒香についてDeNA・ラミレス監督「きょうもチャンスで打ってくれた。彼はプロフェッショナル。意識が高い選手なので、何も心配はしていない」
前日に昇格し故郷・沖縄で1軍戦初出場も3打数無安打だったDeNAのD2位・神里(日本生命)「打ちたい気持ちが強すぎて体の開きが早くなってしまった」
先頭打者本塁打など2打数2安打1打点のDeNA・桑原「今年は開幕からチームを引っ張っていきたい」